第1日目 5月13日(月)
新横浜 −(のぞみ3号)− 岡山 −(南風5号)− 琴平 −(南風11号)− 中村
朝の5時半に家を出て、町田駅で小田急からJRに乗り換えた。まだ朝6時前にもかかわらず、電車はそこそこの乗車率で座れなかった。 新横浜駅で駅弁を買い、のぞみ号で岡山に向かう。
新横浜から約3時間で岡山に着き、ここから高知行きの特急に乗り換えた。 昨年(2012年)9月の青春18きっぷでも岡山から瀬戸大橋線に乗って四国に行ったが、今回は快晴の午前中
だったので瀬戸内海がきれいに見えた。 途中の多度津から予讃線と土讃線に分岐するが、この2つのJR四国の主要幹線が未だ単線であり、かつ土讃線は未電化だったので、やはり四国
の鉄道の発達は他の地域に比べて遅れているようである。 今回の最初の観光地の金比羅さんに行くために琴平駅で下車。 コインロッカーに荷物を預け、金比羅さん(金比羅宮)へと向かう。
岡山から琴平までの写真
金比羅さんは昔から海の守護神として親しまれており、御祭神は大物主の神で崇徳天皇を合祀し、全国から多くの人が訪れている人気スポットであるが、登り口から御本宮まで785段、
奥社まで1368段の石段を登る必要がある。 今回は次の列車まで約3時間あったので、奥社まで行く計画を立てていた。 JR琴平駅から金比羅さんの参道へ向かう途中に琴平電鉄の
琴平駅があった。 高松−琴平間の田園地帯を走る電車であるが、残念ながら今回の旅行では乗る機会がなさそうである。 金比羅さんの参道は、途中までは両側にお土産店などのお店が
ぎっしり並び、杖も有料で貸し出していた。5月の平日なので年配の参拝客が中心だったが、若い女性の観光客も多かった。
大門を過ぎるとお店はなくなる。途中に障壁画などの重要文化財がある書院などもあったが割愛し、旭社を通り、JR琴平駅から約1時間で御本宮までたどり着いた。
しかし、まずは奥社まで行く事を最優先にし、人気が少なくなった参道をひたすら歩く。御本宮から白峰神社を経由し、約30分ほど歩き奥社(厳魂神社)に到着した。奥社は御本宮に比べて
標高が高いので、奥社からの琴平市街地の町並みは御本宮からのものに比べて格段に良かった。
金比羅参道 御本宮までの写真
奥社から御本宮まで今来た道を足早に引き返し、御本宮にある絵馬殿を見学した。 何故か今頃になって膝が少し痛くなった。こういう石段は登りよりも下りの方が膝に負担がかかるようである。
参道入り口まで、1368段の石段を降りた頃には足や膝がかなり痛くなったので、参道沿いの食堂で少し遅い昼食として「こんぴらさぬきうどん定食」を食べた。 昼食時間で少し休憩できたので
膝の痛みも緩和され、再びJR琴平駅への向かう。 駅の手前に、高燈籠(たかどうろう)という、1859年に建てられた常夜灯があった。これは木造燈籠では日本一の高さを誇るもの、との事で
あった。
金刀比羅宮奥社からJR琴平駅までの写真
JR琴平駅から、特急南風11号に乗り、今夜の宿泊地である中村(四万十市)へと向かう。JR土讃線は窪川までで、そこからは土佐くろしお鉄道という第三セクターの鉄道であるが、今回の
四国たびキップは土佐くろしお鉄道の特急自由席にも乗車できるので、各停列車に比べかなり快適に鉄道旅行が楽しめる。乗務員は何回か交代したが、琴平から3時間25分で中村に到着した。
この日宿泊したホテルクラウンヒルズ中村の近くに、サンリバー四万十物産館があったが、そこは2001年に家族旅行の時に宿泊した国民年金保養所の跡地に建設されたものである。年金行政の
影響か現在は全国の国民年金保養所が無くなってしまったが、まわりの雰囲気も2001年の時からすっかり変わってしまい当時の面影は無かった。サンリバー四万十物産館の隣のレストランで
夕食をとり、そこの店員に国民年金保養所から物産館に変わった経緯を訊いて見たが、若い店員さんは情報を持っていないようであった。
琴平から中村(四万十市)までの写真
ホテルに戻り、大浴場に入り、22時には就寝した。
旅行記(2日目)
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