4日目 3月21日(水)
東舞鶴(舞鶴赤レンガパーク等散策)-西舞鶴(舞鶴公園/田辺城趾散策)-福知山-園部-亀岡-馬堀‥‥トロッコ亀岡-トロッコ嵯峨野(嵯峨野散策)-丹波口(京都鉄道博物館)-京都-近江八幡 近江八幡(泊)
この日は最初に舞鶴市内を散策後、トロッコ亀山-トロッコ嵯峨野間の観光列車に乗車し、京都嵐山と京都鉄道博物館を見て、近江八幡に宿泊というプランである。
(4日目の行程。 高崎付近のみ表示。 GPSロガーを使って、ログデータから実際に移動した場所を表示。 青色が実際に移動した軌跡。)
この日は朝から雨のあいにくの天候であったが、気を取り直して赤レンガパーク方面へと向かう。舞鶴市には旧海軍が建設した赤レンガの建物が100年を超える現在でも綺麗な
形で残っている。 最初に訪れた「赤レンガ博物館」は旧海軍の魚雷の倉庫として建設されたものであるが現在は世界でも珍しいレンガ専門の博物館となっており、古代メソポタミヤ、
万里の長城のレンガなども展示されているが、残念ながら開館前の時間帯だったので今回は外観の鑑賞のみとなった。更に進み、赤レンガ倉庫群が立ち並ぶ赤レンガパークへと向かう。
(東舞鶴地区の散策。 GPSロガーのログデータで実際に移動した場所の軌跡を表示)
全12棟のうち8棟が国指定の重要文化財となっており、昔弾薬庫と使われたものは今はカフェや展示施設などに改装されている。
このほかにも東舞鶴周辺には海軍記念館や舞鶴引揚記念館などがあるが、徒歩で行くのは難しいので今回は諦めた。
東舞鶴駅にもどり電車で1つ先の西舞鶴駅で下車する。次の電車までの間の1時間弱の時間で、田辺城趾がある舞鶴公園へと向かう。田辺城は、石田三成方が大群で攻め込み
関ヶ原の合戦の前哨戦となった城であるが、今は整備された公園となっている。 田辺の歴史関連資料を集めた資料館も城内にある。
舞鶴市内の写真
西舞鶴 9:53 発の電車で福知山まで行き、福知山から園部と亀岡で乗り換え嵯峨野観光鉄道のトロッコ列車のトロッコ亀山駅へ行くため途中の馬堀で下車する。馬堀駅から
トロッコ亀岡駅までは徒歩10分くらいの距離である。この頃までに雨はあがったが風が強く、とても傘をさせる状態ではなかった。
トロッコ亀岡駅ではこの日は祝日であったためか多くの観光客が1時間に1本のトロッコ列車に乗るため集まっていたが、外国人観光客も多かった。このトロッコ列車は全車座席指定
で当日は祝日だった事もあり、保険のために旅行初日にトロッコ亀岡発 13:29 の嵯峨野10号の指定席券を確保しておいたが、実際には70%程度の乗車率で当日購入でも十分に
座席は確保できる状況であり当日購入の人も多かった。
嵯峨野観光鉄道トロッコ列車の写真
嵯峨野観光鉄道は、JR山陰本線が電化・複線化に伴い新線に切り替えたのに伴って、残された山陰本線の旧線の嵯峨駅-馬堀駅間を観光専用鉄道として再生したものである。
トロッコ亀山、トロッコ保津峡、トロッコ嵐山、トロッコ嵯峨と4つの駅があり、トロッコ嵯峨駅でJR嵯峨嵐山駅と接続している。このうち、トロッコ嵐山駅-トロッコ嵯峨駅間は
山陰本線新線の下り線を走行する、という珍しい形態になっている。 嵯峨野観光鉄道(山陰本線旧線)は保津川に沿って進むので非常に眺めの良い車窓となっている。この日は風の
ため営業休止となっていたが、車窓から保津川下りの舟を見る事ができる。 実は約40年前に保津川下りの舟と山陰本線旧線に乗車した事があり、舟から列車を写した写真も残って
いたので、それを見てあらためてなつかしさがこみ上げてきた。 7.3kmの路線を26分かけてトロッコ列車は終点のトロッコ嵯峨駅に到着。
(約40年前の写真。 保津峡下りの船から旧山陰本線を走るディゼル特急を撮影)
トロッコ嵯峨駅で下車後、竹林の道を通りトロッコ嵐山駅まで行き、引き返した後に渡月橋へ行くことにした。 この嵐山周辺の散策時には相変わらず風は強かったが幸運にも雨は
あがっていたので、十分に散策を楽しむ事ができた。 ドラマのCMでもお馴染みの竹林の道は約200mに渡って続く風情のある小道で、途中から世界遺産の天龍寺へ入る事も
できる。 この日は半数以上が外国人観光客で賑わっていた。トロッコ嵐山駅に近づくにつれて急な登り坂となるので距離は短いが結構良い運動になる。トロッコ嵐山駅から今来た
道を途中まで行き返した後、渡月橋に向かう。渡月橋までの沿線にはお土産店などが立ち並び、典型的な混雑した有名な観光地の様相である。
渡月橋を徒歩で往復し、JR嵯峨嵐山駅への引き返す。
嵐山周辺の写真
(京都嵐山周辺の散策。 GPSロガーのログデータで実際に移動した場所の軌跡を表示)
再び小雨状態となったので、次は京都鉄道博物館へ行くことにした。京都鉄道博物館はJR丹波口駅から徒歩15分程度の距離のところであるが、入口の場所がわからず少し遠回り
をしてしまった。 この博物館は2016年(平成28年)4月にできたばかりの新しい施設で、梅小路蒸気機関車館に収蔵・展示していた20両の蒸気機関車も含め、現在53両の車両を
収蔵・展示している。 埼玉県にあるJR東日本の「鉄道博物館」と類似の展示内容であるが、蒸気機関車が多い事と、出口のお土産店が旧二条城駅舎を復元したものである点が
異なっている。実際この日も蒸気機関車の入れ替え作業を行っていたが、屋外での作業で雨に濡れたので、あまりよく見ず、屋内の展示を注力して見る事にした。
屋内の展示では、鉄道の歴史、鉄道の安全性や技術を伝える展示内容も多く、小学生等が社会見学に来る事を想定したものになっている。
0系新幹線のビュッフェや食堂車なども展示されていたり、183系の座席車と寝台車の両方に使える昔良く利用した特急電車の展示がありとても懐かしかった。また、実際に食堂車
では本当に営業していて軽食の提供を行っていた。 祝日という事もあり子ども連れの家族も多く、約2時間十分に堪能できた。
京都鉄道博物館の写真
再びJR丹波口へもどり、京都で下車したが、地下街の飲食店はどこも混雑していたので、新快速電車で今夜の宿泊地である近江八幡駅へと向かい、近江八幡駅周辺で夕食をとった。
今夜の近江八幡ビジネス第一ホテルは中国人の団体客が利用していてチェックインの時フロントは大混雑していた。 またこのホテルには男女入れ替え用の大浴場があるが、この
入れ替え時間が客室のインフォーメーションと実際で30分ずれていて(インフォーメーション側の修正もれ)、結局この日は22時まで大浴場に入ることができない、という
パプニングがあった。これも今では良い思い出である。
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