2日目 3月19日(月)
 鳥取-倉吉(倉吉市内散策)-鳥取(鳥取砂丘散策)-若桜(若桜町散策)-鳥取-浜坂-豊岡  豊岡(泊)

 この日は、午前中は倉吉市の古い街並みを散策後、午後は鳥取砂丘と若桜鉄道で若桜まで往復後、豊岡へ引き返し宿泊、というコースである。



  (2日目の行程。 GPSロガーを使って、ログデータから実際に移動した場所を表示。 青色が実際に移動した軌跡。)


 残念な事に、この日は朝からあいにくの小雨模様であったが、予定通り鳥取 7:26 発の列車で倉吉へと向かう。 倉吉には 8:26 の到着。
 古くから城下町としての栄えた倉吉に一番の観光スポットは、江戸・明治期に建てられた白壁の土蔵が建ち並ぶ「白壁土蔵群・赤瓦」地区であるが、ここは倉吉駅から
 離れているため、路線バスを利用した。 「赤瓦○号館」という名の魅力的な建物はお土産店、陶芸館、醤油醸造所などとなっているが、雨降りの平日で朝早かった
 ため、閉まっているところが多かったので、建物の外観を楽しんだ。 途中、元横綱琴櫻ゆかりの品などを展示している琴櫻記念館が開館していたので、雨降りだった
 こともあり、ここの見学にを時間をかけた。 私が社会人になる頃に活躍した琴櫻関は印象に残っているが、2007年に他界したのは知らなかった。

   倉敷 白壁土蔵群・赤瓦地区 の写真




  (鳥取砂丘の散策。 GPSロガーのログデータで実際に移動した場所の軌跡を表示)

 再び路線バスで倉吉駅に引き返し、倉吉 10:45 発の列車で鳥取へと引き返し、鳥取には 11:49 着。小雨だが鳥取砂丘へと向かう。平日は鳥取砂丘まで行く路線バスは
 1時間に1本程度で既に行ってしまったので、12:05 発の路線バスで砂丘東口まで行く。 ここから砂丘センター展望台まで約5分の車道を歩いたが、悪天候のためか
 展望台からの眺めはあまり良くなかった。 次に下りのリフトで砂丘会館のある中心部に行き、そこから日本海が見えるところまで歩いた。 小雨だが風が強い日で
 傘は全く役に立たない。しかし悪天候にも関わらず、それなりの数の観光客が鳥取砂丘を散策していた。私も鳥取砂丘は約40年ぶりであった。
 砂丘会館内で、鳥取名物の梨を使ったソフトクリームを食べた後、砂丘会館 13:30 発の路線バスで鳥取駅へと引き返す。

   鳥取砂丘の写真

 鳥取 14:22 の若桜鉄道直通の列車は、運良く若桜鉄道の観光であったため、楽しく列車旅を楽しんだ。 鳥取から途中の郡家(こおげ)までがJR西日本線で、郡家
 から若桜鉄道線に入る。 若桜鉄道は、旧国鉄若桜線を引き継いだ第三セクターの路線で、C12型SL(蒸気機関車)の運転体験や観光列車の導入など、いろいろと
 企業努力もしている。 郡家-若桜間の片道運賃は430円であるが、車内で一日乗車券を購入すると760円で往復で100円安くなった。若桜鉄道の沿線の駅構内
 には、案山子風の人形が多いが、人口が減少していく過疎のまちを少しでも賑やかにしたい、という地元住民の気持ちを表現したもの、との事であった。途中の隼(はや
 ぶさ)駅にはJR時代の古い列車名のプレートが「はやぶさ」となっていた車両があった。 若桜には 15:09 到着。

   若桜駅と周辺の写真

 若桜町は宿場町として栄え、蔵通りに白壁土蔵が残っているが、現在この道は道路補修中で少し歩きにくくなっていた。 若桜駅周辺を歩いた後は若桜駅構内を散策した。
 若桜駅構内には、旧国鉄時代のSL関連の鉄道遺産として、蒸気機関車の方向を転換させる転車台やSLに水を給水する給水塔なども残っており、SL運転体験もここで
 実施する。



  (若桜駅周辺の散策。 GPSロガーのログデータで実際に移動した場所の軌跡を表示)

 若桜 16:13 発の鳥取行きJR線直通列車に乗り、鳥取からは浜坂で乗り換え、今夜の宿泊地の豊岡には 19:35 の到着であった。
 今夜宿泊の「豊岡グリーンホテルモーリス」は昨日と同じグループのホテルであるが、シングル部屋のレイアウトまでほとんど同じであった。


   旅行記(3日目)

   青春18キップと「天橋立まるごとフリーパス」による天橋立ほか旅行記TOPにもどる