第2日目  9月3日(月)
 
 豊岡−鳥取−米子−益田−長門市 (泊)
 
 
2日目は、ひたすら列車に乗っての移動の日である。山陰本線は、京都から下関の1つ手前の幡生駅までの 673.8km であるが、直通の特急
 列車が無いため、京都を始発で出発しても、幡生にその日のうちに着くことができない。 今回はできるだけ快速列車を利用する事を考え、
 鳥取−米子間と米子−益田間は比較的長距離の快速列車を利用した。

 豊岡駅を7:49発の鳥取行の列車に乗る。豊岡駅は交通の要所らしく、朝のホームにはJRの特急こうのとり号や北近畿タンゴ鉄道の特急列車が
 停車していた。豊岡から2つ目の城崎温泉駅までが電化区間で、その先は非電化区間なので、この列車もディーゼル車である。この列車は
 大きな駅での停車時間が長いので浜坂駅で降りて写真を撮ることができた。なお浜坂駅の手前に有名な餘部(あまるべ)鉄橋があるが、
 現在は新鉄橋に切り替え中が完了しているが、車窓からは旧鉄橋も見る事ができた。鳥取駅で米子行きの快速列車に乗り換えるが、時間が
 あったので、鳥取駅の有名駅弁の「元祖カニ寿司」を購入した。米子行きの快速列車は、出発した時はすいていたが、2つ目の鳥取大学前駅
 から、女子大生の団体が乗り込んできて、ゆっくり駅弁を食べられるような雰囲気ではなくなった。聞こえてきた話では、鳥取大学は国際化
 に力をいれているらしく、学生も海外への留学を希望している人が多いようである。鳥取−米子間の海岸沿いには風力発電の設備があちこち
 に点在していた。このあたりの日本海は風が強く、風力発電に適しているのだろうか。ようやく女子大生のおしゃべりの真っ只中から解放
 され、米子駅に到着した。

   豊岡−鳥取間の写真

 当初の予定では松江まで行き宍道湖を見るつもりだったが、天気が悪く雨模様なので、宍道湖見物は列車の車窓で楽しむ事にして、米子駅で
 家族へのおみやげを買い宅配便で送った。また鳥取駅で購入した「元祖カニ寿司」を駅の待合室でゆっくり食べる事ができた。
 米子からは水木しげるで有名な境港市方面に行く境港線があるが、これに乗る状況が多かった。また米子で国際まんが博が開催されている
 ためか、駅前にもマンガに関係する展示物があった。

   鳥取−米子間の写真

 米子から益田行きの快速列車は、約4時間の長丁場である。松江、出雲市、太田市、江津、浜田を経由して、益田まで向かうが、途中の
 浜田駅で約20分の停車時間があるので、駅前で写真を撮った。益田までの日本海の眺めは、まだまだ自然が残っていて、新鮮であった。
 益田駅から萩方面は特急列車に見放されて各駅停車しか存在していない。特急列車(スーパーまつかぜ、おき など)は、益田から山口線
 方向に向かい、新山口駅が発着となっている。 山陰の有名な観光地の萩に特急列車が通らないのは寂しい気がするが、今は萩へは新山口
 からバスというのがメインルートなのだろうか。

   米子−益田間の写真

 益田からは約40分の連絡で下関行きの各停に接続するが、途中の東萩駅に着く頃にはすっかり暗くなり、今夜の宿泊地の長門市着が19時18分
 であった。本日は約450kmの移動であった。 宿泊所は、長門ステーションホテル、という名前は立派であるが、風呂やトイレが共同という
 学生寮のようなところで、駅に近いという利便性を優先したためであるが、大いに後悔した。
 素泊まり4000円以下なので文句も言えないが。。。。

   益田−長門市間の写真



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