4日目 10月20日(木)  ハロー自由時間クラブ
 黒崎-武雄温泉-諫早(長崎本線旧線)-長崎-武雄温泉-有田-伊万里(市内散策)-唐津-佐賀-武雄温泉(路線バス)-嬉野温泉BT(泊)




 (4日目の行程。 GPSロガーを使って、ログデータから実際に移動した場所を表示。
  青色が実際に移動した軌跡。)


 この日から3日間はJR九州の企画キップである「ハロー自由時間クラブ ネットパス
 九州北部編」で、60才以上ならば年会費無料のハロー自由時間クラブに入会すれば
 3日間九州北部のJR九州線(九州新幹線や西九州新幹線を含む)の列車に乗車できる
 キップで 9800円で新幹線を含む特急列車の自由席に乗車できるので非常にお得である。
 座席指定も6回まで利用できるが、ネットで予約できずJR九州のみどりの窓口へ行く
 必要があるのが少し難点である。

 黒崎 7:21 発の「リレーかもめ9号」で武雄温泉へと向かう。実は昨日、門司駅で
 この列車の座席指定券を入手しようとしたが満席だったので混雑していると思ったが
 自由席は座席に余裕があった。門司港-佐賀間はこの特急電車は結構通勤利用の乗客
 が利用していた。武雄温泉に 9:16 に到着。向かい側ホームに 9:19 発の西九州新幹線
 が停車していて、乗り換えがスムーズにできるように工夫されているようである。
 西九州新幹線は6両編成で、1号車から3号車が指定席、4号車から6号車が自由席と
 いう構成になっており、今回は指定席を確保できたが、何と普通車の座席が指定席車両
 が、2席-2席なのに対し、自由席車両が2席-3席と差別化されていた。
 武雄温泉から終点の長崎まで行っても、長崎からの折り返し列車の待ち時間が発生
 するので、今回は武雄温泉-諫早間を西九州新幹線の指定席を利用する事にした。
 23分の乗車であっという間に諫早には 9:42 に到着。
 諫早-長崎間の在来線には旧線と新線があるが、今回は絶景が期待できる旧線に乗車
 する事にして、諫早発 9:50 の列車に乗車する。旧線では特に喜々津-大草間の車窓
 の眺めが良い。この区間は 2018年12月にも乗車した事があるが、その時は天候が悪く
 あまり車窓を楽しめなかったが、今回は大村湾の絶景を楽しめた。大草からは長崎市
 の郊外を通り長崎には 10:32 の到着。
 長崎から 10:43 発の西九州新幹線「かもめ20号」に乗車に武雄温泉へと引き返す。
 かもめ号の行き先表示は「博多」となっており、JR九州としては早く乗り換え無しに
 博多まで開通したい願望が強いように感じられる。「かもめ20号は」西九州新幹線
 の各駅に停車し、69.6km を所要時間 31分で快走し、武雄温泉には 11:14 に到着。
 博多方面に行く人はホーム向かい側のリレーかもめ号に乗車するが、私は佐世保方面
 へ行くため、武雄温泉の在来線ホームへと向かう。

 武雄温泉 11:38 発の「特急みどり19号」で有田まで乗車し、有田に 11:53 に到着。
 有田発 12:00 の伊万里行きの松浦鉄道に乗り換える。ここ5年間で九州に2回来たが
 (今回は3回目)、何故かJR伊万里線に乗車するチャンスがなかったので、今回これ
 を実現する目的で、松浦鉄道を利用した。 伊万里には 12:24 に到着。

   黒崎-武雄温泉-長崎-武雄温泉-有田間の写真

 JR伊万里線の次の列車は 13:34 なので、約1時間強の時間を伊万里市内を散策する
 事とした。伊万里といえば伊万里焼が有名であるが、窯元がある大川内山地区は
 伊万里駅からバスで20分くらいの距離にあって遠いので、今回は駅周辺の散策
 に絞った。最初に、駅から離れている「伊万里市歴史民俗資料館」へ行ったが、
 ここは無料だったこともあり、あまりたいした事がなかったので引きかえす。
 相生橋(あいおいばし)は川岸に2本の 松が夫婦松のように仲良く並んでいた
 ことからそのように命名されたとの事。近くの佐賀銀行伊万里支店前にある
 「古伊万里からくり時計」は時計自体は動いているが、からくり部分は今は動作
 していないようである。 近くの「海のシルクロード館」は昔の陶器商人たちの
 白壁土蔵一軒を整備したもので、伊万里津の歴史や文化に触れることができる。
 なお、シルクロードの名称は、伊万里から積み出された陶磁器は、長崎の出島を
 経由し、遠くヨーロッパまで運ばれた事に由来している。
 最後に伊万里商店街の人たちで建立された「中町観音」を見た後、市内を散策
 していると、この週末の予定されている「いまり秋祭り」に向けて「花」の文字
 が入った飾り付けがあちらこちらに用意されて、祭りの準備が進んでいた。



  (伊万里市内の散策。 GPSロガーのログデータで実際に移動した場所の軌跡を表示)

 念願のJR伊万里線の列車は伊万里を 13:34 に出発し、唐津には 14:23 に到着。
 唐津 14:49 発のJR唐津線の列車に乗り換えて佐賀へと向かう。2つの路線は
 典型的な田舎を走るローカル線の様相であるが、JR唐津線の厳木(きゅうらぎ)駅
 構内には昔の蒸気機関車用の煉瓦造りの給水塔がほぼ完全な形で残っていた。
 佐賀には 15:57 の到着。 佐賀発 16:17 の「特急みどり39号」に乗り、
 三たび武雄温泉に 16:40 に到着した。

  有田-伊万里-唐津-佐賀-武雄温泉-嬉野温泉間の写真

 ここから 16:47 発路線バスに乗車し、今夜の宿泊地の嬉野温泉バスターミナル
 へと向かう。当初は西九州新幹線の嬉野温泉駅から歩く予定であったが、
 新幹線駅から温泉街まで2km以上離れているので路線バス利用とした。
 嬉野温泉バスターミナルに 17:28 に到着。今夜は、以前に阪急交通社の
 ツアーを利用した家族旅行でも宿泊した事がある「湯快リゾート 嬉野館」で
 ある。ここは夕食付きなので全国旅行支援クーポン券はお土産に利用する予定
 であったが、幸いな事にここの売店で 5150 円以上購入すれば送料が無料に
 なる、との事だったので、お土産をたくさん買い自宅へ配送をお願いした。
 宿舎の温泉湯は広く露天風呂もあり良かった湯の温度が内湯の方が露天風呂
 より低く、ややぬるめだったのが残念であった。


   旅行記(5日目)


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