6日目 6月18日(金)  「旅名人の九州満喫きっぷ」利用

 博多-新飯塚-田川後藤寺-添田……夜明(駅散策)-久留米大学……西鉄久留米-西鉄甘木……甘木-基山-二日市-原田-桂川-直方-折尾-小倉……企救丘…… 志井公園-城野-中津(泊)




 (6日目の行程。 GPSロガーを使って、ログデータから実際に移動した場所を表示。 青色が実際に移動した軌跡。)

 この日は再び「旅名人の九州満喫きっぷ」を使った乗り鉄であるが、このキップも本日で最終(3回目)となる。行程としては、JR九州
 内の未乗車区間の日田彦山線の田川後藤寺-添田、添田-夜明(この区間は代行バス)、筑豊本線の原田-桂川間を乗り鉄すると共に、
 私鉄では甘木鉄道、西鉄甘木線、北九州モノレール線を乗車し、日豊本線の中津駅へという内容である。この中では筑豊本線の
 原田-桂川間が列車の本数が少ないのでボトルネックとなっている。

   博多-新飯塚-田川後藤寺-添田-夜明間の写真

 ホテルを早朝にチェックアウトし、博多 6:56 発のJR篠栗線(ささぐりせん)で新飯塚行きの電車に乗車。篠栗線は桂川までで
 あるがこの電車は筑豊本線の新飯塚まで乗り入れている。新飯塚には 7:58 に到着。新飯塚では多くの高校通学生が下車し、
 朝のホームは人で一杯になった。新飯塚からJR後藤寺線で1日目にも行った田川後藤寺行きの列車に乗り換える。乗車した
 列車は快速だったので、終点の田川後藤寺までノンストップであった。田川後藤寺に 8:33 に到着。田川後藤寺からは、8:33発の
 JR日田彦山線の添田行き列車に乗り換える。JR日田彦山線は、日豊本線城野駅から久大本線夜明駅に至るJR九州の路線であるが、
 このうち添田-夜明間は2017年(平成29年)7月の九州北部豪雨により不通となっており、今はバス代行が行われている。
 添田には 8:48 に到着。 ここから 9:00 発日田行きの代行バスに乗車。 代行バスは、添田-夜明(全て日田まで延長運転)の
 全区間走行するのが1日4往復であるが、添田-弥彦間の区間運転がこのほか7往復走っている。代行バス(実際はマイクロバス)
 ほぼ鉄道沿いに走るが、途中の筑前岩屋駅への道は非常に狭いため1日4本のうち2本はこの駅には立ち寄らない。 この路線は
 鉄道の復旧をしないことが自治体で合意されているためか、既に一部の線路は撤去されていた。代行バスは夜明駅に 10:06 に到着。

 夜明で駅舎を散策して、10:53 発の各停列車で久留米方面へと向かう。次は西鉄甘木線に乗車するのであるが、ここで1つチョンボ
 をしてしまった。当初は久大本線の久留米高校前で下車し、徒歩で西鉄の試験場前駅に行く予定であったが、誤って手前の久大本線
 久留米大学前で下車してしまった。そこで路線バスで西鉄久留米駅へ行き、そこから西鉄線に乗車する事にした。今回は、前述の
 ように筑豊本線の原田-桂川がネックとなって待ち時間が多く発生する行程だったので、このチョンボはほとんで影響がなくて
 幸運だった。 西鉄久留米駅ビル内の食堂で昼食を済ませ、西鉄久留米 12:38 発の西鉄甘木行きの電車に乗車。西鉄甘木線は
 市街地を走る単線区間で、特に見どころも無く、40分程で終点の西鉄甘木駅に 13:20 に到着。
 ここから甘木鉄道の甘木駅までは意外と離れており徒歩で10分ほどかかった。甘木鉄道は甘木からJR鹿児島本線の基山(きやま)
 までの旧国鉄甘木線を引き継いだ 13.7km の単線・非電化の第三セクター路線であり、甘木駅にはいろいろとラッピングされた
 車両があり、見ていて楽しかった。この路線は比較的福岡都市圏に近く、小郡駅を西鉄天神大牟田線と接続するように移転した
 改善策などが功を奏し、第三セクター路線の中でも赤字額は少ない路線となっている。基山には 14:13 の到着。
 筑豊本線の原田発桂川行きの列車は 15:56 なので、雨天という事もあり、JR二日市駅の待合室で時間調整する事とした。
 久留米駅と同じく二日市駅もJRと西鉄駅が離れていて、両者が接続している大きな駅は大牟田駅くらいしか思いつかず、乗り換え
 には不便な状況となっている。雨天でなければJR二日市駅から西鉄二日市駅までは徒歩10分くらいなので散策したかったが、
 さすがに雨降りの中では歩く気がしなかった。 JR二日市駅で1時間ほど時間調整し、二日市 15:37 発桂川行きの列車に乗車。

  夜明-西鉄久留米-西鉄甘木-甘木-原田-桂川-小倉-志井公園-中津間の写真

 筑豊本線は、若松から原田までの路線であるが、若松-桂川間は電化されて電車の本数も多いが、桂川-原田間は非電化区間で
 1日8~9往復と本数もすくなくなっている。またこの区間は2018年(平成30年)7月の豪雨で線路が被災し運休していたが、
 2019年(平成31年)3月に復旧して運転が再開した。約30分の所要時間で桂川には 16:24 の到着。
 桂川では新飯塚方面は思ったより接続が悪く約30分程の待ち時間が発生したので、改めて駅舎を見ると2018年12月以前に来た
 時よりも駅舎が立派になっていた。駅員から話しを聞くと、今年(2020年)3月に建て直したとの事であった。
 桂川から筑豊本線を直方で乗り換え折尾まで行き、折尾から鹿児島本線で小倉まで進み、小倉に 18:24 に到着。
 小倉からは北九州モノレールに乗り19分で終点の企救丘駅に 18:59 に到着。 この駅からJR日田彦山線の志井公園駅までは
 徒歩10分程で行けるので、志井公園 19:25 の列車に乗車する事ができた。日豊本線の城野には 19:33 の到着。
 実際には少し遅れたが中津行きの電車へ接続をとってくれたので城野 19:36 発の電車に間に合い、中津には 20:34 に到着
 する事ができた。 今夜の宿泊は、ホテルルートイン中津駅前である。


   旅行記(7日目)

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