4日目 9月6日(金)青春18キップ
 新山口-山口-益田(散策)-浜田-温泉津(散策)-出雲市-米子(泊)




 (4日目の行程。 GPSロガーを使って、ログデータから実際に移動した場所を表示。 
  青色が実際に移動した軌跡。)

 この日は、新山口を早朝に出発し、JR山口線で益田まで行き、益田からJR山陰本線で米子まで行く
 行程で、途中益田市内と温泉津(ゆのつ)を散策する。



 (蟠竜湖の散策。 GPSロガーのログデータで実際に移動した場所の軌跡を表示)

 新山口発 5:40 発のJR山口線の始発列車に乗り、山口駅で益田行きの列車に乗り換える。途中の
 津和野で少し停車時間があったので駅舎の写真を撮って、益田には 8:34 の到着。益田では2時間
 ほど時間が確保できたので、蟠竜湖(ばんりゅうこ)へ行く事にした。約8分の連絡で路線バスに
 乗車し、蟠竜湖へと向かったが間違えて「蟠竜湖入口」バス停で下車したため、少し余計に歩く事に
 なってしまった。蟠竜湖は日本海の偏西風に吹き上げられた砂丘に堰き止められてつくられた自然の
 潟湖(せきこ)で西側の大きい湖と東側の小さい湖の二つで構成されている周囲4km、面積13haの
 淡水湖となっている。湖岸線が複雑にいりくんだ神秘的な様子から、竜がとぐろを巻いている
 (蟠る・わだかまる)と漢詩人山路忠恭(やまじ ちゅうきょう)が「蟠竜湖」と名付けた。
 湖にはコイ、フナ、ウナギ、ナマズなどが生息しているので釣りもでき、貸しボートもあるが、
 この日は朝早かったためか誰も人がおらず、寂しい風景であった。近くにキャンプ場やホテルも
 あったので、夏休みなどのシーズン中は観光客もそれなりに多いのであろうか。湖の周辺を1時間
 ほど散策し益田駅へと引き返す。

   蟠竜湖の写真

 益田 10:44 発の浜田行きの列車に乗り浜田では2分の接続で出雲市行きの列車に乗り換え、本日
 最大の目的地である温泉津(ゆのつ)へと向かう。温泉津には 12:33 の到着。温泉津駅から
 温泉津温泉までは片道 1.3km 徒歩約 20分 行程となっている。
 温泉津は石見銀山の一角にあり、往時は積み出し港として賑わったところである。温泉津駅から
 10分ほど歩くと小さな港に辿り着いたが、今は静かで小さな港という感じで当時の面影はない。
 温泉津港から少し歩くと、「温泉津観光案内所 ゆう・ゆう館」があり、ここで散策用地図を入手。
 ここから山側に温泉街が続いていて、豊富に湧き出す湯は、銀山の鉱夫や運び手を癒やしていた。
 温泉街には、江戸・明治・大正・昭和それぞれの時代の建物が立ち並んでおり、現在も人々が
 そこで生活を営んでいる。この温泉津温泉で最も有名なのが薬師湯で、ひなびた温泉街の中で
 ひときわ目をひくレトロ調で洋風建築物である。今回はあまり時間がなかったが次回機会があれば
 ぜひとも日帰り入浴してみたいと思う。温泉津温泉散策後、再び温泉津駅への今来た道を引き返す。
 温泉郷では軽食を取れる場所が見つからなかったので、温泉津駅へ向かう途中の地元スーパーで
 おにぎりとパンを調達し、温泉津駅の待合室で食べる事になってしまった。



 (温泉津の散策。 GPSロガーのログデータで実際に移動した場所の軌跡を表示)

   温泉津の写真

 温泉津 13:53 の列車に乗り、途中出雲市で乗り換える。出雲市の1つ手前の西出雲駅には車両基地
 があり、寝台特急サンライズ号の車両も見る事ができた。出雲市で3分の連絡で米子行き列車に
 乗り換える。途中、宍道湖が見えたが、今年(2024年)5月に家族旅行で宿泊した「玉造国際ホテル
 Rivage Choraku」が見えて懐かしかった。米子には 17:05 の到着。
 今夜の宿泊ホテルは、昨年(2023年)4月に2連泊した、「ホテルルートイン米子」で大浴場が
 広く快適に過ごすことができた。


  旅行記(5日目)


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