1日目 4月7日(日)
 町田(自宅 3月19日夜発 小田急線)-新宿-上野-宇都宮-黒磯-新白河-郡山-三春(三春桜鑑賞)-郡山-仙台-古川-鳴子温泉  鳴子温泉(泊)

 この日は、自宅から各停電車に乗り継ぎ郡山まで行き、三春の滝桜鑑賞後、郡山、仙台、古川(仙台-古川間は新幹線)を経由して鳴子温泉まで行くコース。



   (1日目の行程。 GPSロガーを使って、ログデータから実際に移動した場所を表示。 青色が実際に移動した軌跡。)


 小田急の玉川学園駅から一番電車で新宿まで向かい更に山手線で上野へと向かう。朝5時台なのに結構人が多いのに驚いた。
 上野から宇都宮までの各停電車では、少し贅沢をしてグリーン券(休日だと780円と安い)を購入し、のんびりとくつろいだ。 JR東日本区間では新幹線も
 利用可能な大人の休日倶楽部パスを使うことが多く、青春18キップで長距離移動をするのはおそらく初めての事と思う。
 上野から宇都宮間は約1時間40分かかるが、この時間があれば新幹線だと仙台まで行く事が可能となるので、いかに新幹線が速く便利なのかを痛感した。
 宇都宮から黒磯と新白河で乗り換えて郡山へは 10:38 の到着。

   自宅~滝桜までの写真

 郡山から磐越東線の列車に乗り換え2つ目が滝桜鑑賞の最寄り駅である三春である。この日は桜シーズンの休日という事で、郡山-三春間には臨時列車が運行
 していたため、郡山で6分の接続となり、三春には 10:56 の到着となった。
 三春駅から滝桜行き「滝桜号」往復バス代(途中乗り降り自由)と滝桜鑑賞費を含めて1000円のフリーパスを購入しようとしたところ、本日は桜の開花宣言が
 未だ出ていないため滝桜鑑賞費の300円は不要で700円です、との事であった。 JRの臨時列車を出すくらいなのでそこそこ桜を見る事ができる、と思っていたが、
 2~3日前に雪が降るほどの寒波が来たため、桜の開花が遅れてしまったとの事であった。 今更計画変更も難しいので、滝桜のつぼみを見に行く事にした。
 バスは桜の絵のラッピングが施された特殊なもので約10日間の桜の開花時期以外に走ると少し違和感があるような気がするので、地元の人々がいかに滝桜という
 観光資源に期待しているか、を感じることができたような気がする。
 三春駅から17分で滝桜駐車場に着き、そこから売店などがある広場の横を更に進み、道路沿いにお店があるゆるい登り坂を上がると、滝桜が見えてきた。
 残念ながらまだつぼみ状態であるが、それなりの数の観光客が来ていた。かなりの老木のため何本も支柱を立てているのが少し痛々しいが、それだけ地元の
 方々が一生懸命メンテナンスをしている、という事なのだろう。



 (滝桜・三春町の散策。 GPSロガーのログデータで実際に移動した場所の軌跡を表示)


 滝桜鑑賞の後、三春町の散策をすべく、途中の三春町役場で途中下車し、三春郷土人形館と三春町歴史民俗資料館に立ち寄った。
 三春の人形といえば「三春駒」を思い浮かべるが、三春郷土人形館には三春駒だけではなく、三春張子人形や東北地方の土人形、こけしが展示されている。
 これ以外に、「震災復興応援 木村忠夫コレクション色紙展」として、日本漫画の礎を築いた巨匠から、今の時代につなぐ漫画家まで総数300点を超える色紙を
 展示していた。
 三春郷土人形館から5分ほど歩き、丘の上のところに三春町歴史民俗資料館がある。この資料館の常設展では、民俗資料を中心に展示している「きのうの三春」と
 歴史資料を中心に展示して「はるかな三春」の2つの部分から構成されており、「きのうの三春」では商家の店先や農家のいろりばたを復元しており、
 昔の人々の暮らしの様子を垣間見ることができるようになっている。また、「はるかな三春」では、縄文時代からの三春の歴史に関する資料が展示されている。
 三春町歴史民俗資料館内には自由民権記念館があり、三春町出身の河野広中(こうのひろなか)らの自由民権運動についての資料が展示されている。

   三春町と郡山駅構内の写真

 三春町散策後、バスで三春駅に行きさらに列車で郡山駅へともどる。 郡山からは、仙台行きの全車座席指定車の「臨時快速 ジパング花めぐり号」に乗車。
 座席指定券があれば青春18キップでも乗車可能な観光列車なので、少し贅沢な気持ちになった。 しかし事前予約の際に窓側の席が確保できず、車内も
 シニア層中心の団体客で賑わっていた。 新幹線に比べ所要時間かかる臨時列車をツアーに組み入れるのは何故なのか、旅行会社に訊いて見たいところである。
 郡山-仙台間の約2時間の観光列車の後は、仙台ー古川間は東北新幹線を利用し、古川から鳴子温泉までは陸羽東線(通称 奥の細道ゆけむりライン)を利用し
 鳴子温泉駅には 17:45 に到着する事ができた。 今夜の宿泊先は、「大江戸温泉物語チェーンの 幸雲閣」で、シングルベット客対象でアルコール飲み放題の
 夕食が提供されたので、とても満足であった。 これも、仙台-古川間を新幹線でバイパスしして1時間以上時間短縮したおかげである。


   旅行記(2日目)

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