5日目 12月15日(金)
徳島-南小松島-(小松島ステーションパーク散策)-南小松島-徳島-(眉山びさんロープウェア、徳島城址公園散策)-引田(引田散策)
-(バス)-三本松-志度……琴電志度-琴電屋島……四国村(四国村散策)-(シャトルバス)-屋島山上(屋島散策)-(シャトルバス)-屋島-高松
高松(泊) ホテル川六エルステージ高松
(5日目の行程。 GPSロガーを使って、ログデータから実際に移動した場所を表示。 青色が実際に移動した軌跡。)
この日はまず小松島ステーションパークに行くため徳島発 7:18 の各停列車に乗車した。少し早い時間帯にもかかわらず列車は通勤・通学客で混んでいた。
南小松島で下車し徒歩で10分ほどで小松島ステーションパークに到着した。ここはJR牟岐線中田駅から1.9kmの旧小松島線の終点の旧小松島駅
の跡地を公園化したところで、現在は昔の駅舎とSLを復元したSL記念広場のほかに大小たくさんのタヌキの像がある。徳島には様々なタヌキの民話が
残っており、スタジオジブリのアニメ映画『平成狸合戦ぽんぽこ』などのモチーフにもなっているため、多くのタヌキの像があるようである。
なお、旧小松島線の1.9kmは当時の国鉄路線として最も営業キロが短い路線として知られていた。
(小松島ステーションパーク周辺の散策。 GPSロガーのログデータで実際に移動した場所の軌跡を表示)
小松島ステーションパークの写真
南小松島発 8:09 の各停列車で徳島に戻り、ロープウェイで眉山(びさん)山頂に登ることにした。ロープウェイ乗り場は徳島駅から歩いて15分程度の
距離にあるのでロープウェイの始発の 9:00 に余裕で間に合った。眉山は標高290mの山で徳島市街を一望でき、どの方向から眺めても眉の姿に見える
ことからその名がついたといわれている。頂上は公園になっており、太平洋戦争戦没者を慰霊するパゴダ(ミャンマー式の仏塔)などもある。
始発のゴンドラの乗客は私1人だけであったが、この日は晴天のためかその後も続々と観光客が山頂に登って来ていた。
眉山ロープウェイの山麓駅は阿波踊り会館を併設しており、阿波踊りのシーズンはさぞかし賑わうことであろうと容易に相続できる。
(徳島市内の散策。 GPSロガーのログデータで実際に移動した場所の軌跡を表示)
徳島市内(眉山、徳島城趾等)の写真
次に徳島駅付近の徳島城趾に行くため駅の方に引き返す。途中の水郷公園はひょうたん島周遊船の乗り場で新町川の遊覧が楽しめるがまだ朝早い時間帯
なのでひっそりとしていた。徳島城趾は桜の名所として知られており堀と石垣のほか、鷲の門や数寄屋橋が復元されいる。
近くに国名勝指定の旧徳島城表御殿庭園があり、事前の情報でここはお奨めとのことだったので入場したが何と65才以上は無料であった。
この庭園は国の名勝に指定されており、枯山水庭と築山泉水庭からなり徳島ならではの青石がふんだんに使われているので石組みがとても美しく見応えが
ある。
ここで徳島県ともお別れして、徳島発 10:28 の特急うずしお10号に乗り次の目的地の引田(ひけた)へと向かう。引田には 10:55 に到着。
引田は香川県東かがわ市に属しており、大きな商家や入り組んだ路地など昔ながらの景観を今に伝える古いまち並みが残っている。
引田御三家は旧庄屋の「日下家」、醤油業の「岡田家」、酒・醤油業の「佐野家」であるが、 「佐野家」の商家をリニューアルした観光施設が
讃州井筒屋敷(さんしゅういづつやしき)で、現在はここだけが一般公開されている。建物は江戸後期から明治期に建築されたもので、往時の趣をそのままに
残しており、住まいだった「母屋」は昔の座敷や庭園の見学ができる。 ここで香川県の施設等の割引特典が受けられる「うどん県パスポート」を入手した。
(引田の散策。 GPSロガーのログデータで実際に移動した場所の軌跡を表示)
引田の写真
引田散策を終わり引田駅に戻ったがこの時間帯には都合の良い上り列車が無かったので、事前に調査していた路線バス(大川バス)でJR三本木駅まで行く。
引田発 11:40 で三本松駅に 11:55 に到着し、三本松 12:04 発の特急うずしお12号に余裕で間に合った。大川バスには感謝!
しかし、この特急うずしお12号は引田だけではなく屋島にも停車したい優等列車だったので、途中の志度(しど)で下車し、志度からは琴平電鉄(ことでん)
の電車に乗り換える。 琴電志度を 12:40 発の電車に乗り琴電屋島には 13:01 到着、ここから徒歩5分の四国村が次の目的地である。
(四国村と屋島山上の散策。 GPSロガーのログデータで実際に移動した場所の軌跡を表示)
四国村(四国民家博物館)は四国各地から古い民家を移築復原した野外博物館で、自然あふれる約50000㎡の敷地には江戸-大正期にかけての地方色豊かな
建物が配置されており、当時の生活の様子がうかがえるよう、たくさんの民具も展示されている。さらに平成14年に新設した安藤忠雄氏設計「四国村ギャラリー」
では、この日は弁当箱の展示がされていた。徳島県の「かずら橋」もどきを渡り、とてもめずらしい丸形の「砂糖しめ小屋」を見学するなど非常に有意義な
約1時間半の散策であった。 四国村の外には茅葺きの古民家を改装した手打ちうどん店「うどんのわら家」や神戸の異人館を移築した「ティールーム 異人館」
などもあり、今回は時間の関係で利用できなかったが次回機会があればぜひ利用したいと思う。
四国村の写真
四国村から屋島山上へシャトルバスで移動する。このシャトルバスは100円という信じられない安さであるが、どこか公的機関から補助が出ているのだろうか。
屋島山上には四国霊場第84番札所の「屋島寺」があり、参拝客も多かった。 屋島寺を過ぎ、お店が並んでいる参道らしきところを通ると瀬戸内海や高松市街地
を一望できる展望スペースがあり、さらに進むと「新屋島水族館」があるが、こんな山上に水族館があるのが少し違和感があった。
屋島山上の写真
屋島山上で約1時間ほど散策し、16:05 発のシャトルバスで下山し、終点のJR屋島駅で高松へと向かう。
四国最後の宿泊地は2013年5月の旅行でも泊まったことがある高松市内のビジネスホテルである。
旅行記(6日目)
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