1日目 9月4日(月)
 玉川学園前-登戸-川崎-東京-新庄-大曲-横手-ほっとゆだ(散策)-北上 (泊)

 

 (1日目の行程。 GPSロガーを使って、ログデータから実際に移動した場所を表示。 
  青色が実際に移動した軌跡。)



 この日は、久しぶりに山形新幹線に乗車し新庄まで行き、そこから奥羽本線の在来線で北上し、
 横手からJR北上線に乗車して途中のほっとゆだ駅で下車し、錦秋湖を散策した後、北上駅前の
 ビジネスホテルに宿泊する、という行程である。

 今回は、東京 7:12 発の山形新幹線に乗車するが、時間に余裕があったので、東京駅へは新宿経由
 ではなく、登戸、川崎経由とした。このルートは羽田空港から朝早いフライトを利用する時に使うが、
 登戸からの南武線は平日5時台なのに座れなかった。 山形新幹線は2022年春のダイヤ改正で全車
 座席指定となったが、在来線区間の福島-山形-新庄間は空いている席に着席できる特定特急券で
 の利用が可能となっている。途中の福島には 8:44 の到着。山形新幹線が繁忙期に混雑する理由と
 して、福島駅から在来線へ分岐するアプローチ線が1本しかなく上り下りで共用しているため、
 増便のネックになっているのである。JR 東日本ではこのボトルネックを解消すべく上り専用の
 アプローチ線を 2026 年度完成を目指して作業中であるので、これが完成すれば山形新幹線のみ
 ならず東北新幹線も繁忙期には増便する事が可能と思われる。
 福島を 8:48 に発車し在来線区間に入ってからは列車の速度が極端に低下する。それでも今回の
 つばさ123号は米沢-山形間はノンストップだったので、山形には 10:06 の到着で、多くの
 乗客がここで下車し、車内はガラガラ状態となった。 山形を出発し、銀山温泉への最寄り駅で
 ある大石田で降りる人もいたが新庄には定刻通り 10:54 の到着。

 新庄からは在来線(奥羽本線)の 11:22 発の秋田行きの各停電車に乗り換える。
 新庄-大曲間は、かつては特急列車も走っていたところで、院内、湯沢などは特急停車駅で
 あったが、今は各停しか走らないローカル線となっている、山形新幹線を新庄から先大曲まで
 延長する話は昔はあったようだが、今はどうなっているのだろうか。大曲には 13:14 の到着。

 大曲から横手まで3駅ほど引き返し、横手 14:15 発のJR北上線の列車へ乗車する。
 JR 北上線もかつては仙台-秋田間を最短で結ぶ路線として、特急・急行列車も走っており、
 線路基盤もしっかりしているので、今は運行していないが貨物列車も走行可能との事である。
 JR 北上線で、特に横手-はっとゆだ間は郵送密度が低く、この日も乗客はまばらであった。
 今回は、ほっとゆだ駅で下車し、駅に併設している温泉に入る事と、近くの錦秋湖(きんしゅうこ)
 を散策する事にした。
 最初に駅前の観光案内所にてパンフレットを入手して錦秋湖を散策する事にする。
 錦秋湖は北上川の支流和賀川をせき止めてつくられた湯田ダムの人造湖で、1964年(昭和39)に
 完成したもので、湯田ダムは洪水調節、発電、灌漑(かんがい)用ダムとなっている。
 名称に「秋」と入る通り、紅葉時期の姿は特に美しいところであるが、この時期(9月初旬)は
 さすがに紅葉は見られなかった。しかし、湯田ダムの水位が低下する7月~9月の間、
 「錦秋湖大滝」が観光スポットとなる。ここではダム湖内にある貯砂ダムから落ちる水が
 カーテンのようになって現れる滝であり、滝の裏側を通り抜けることができるのが見どころと
 なっている。 この日は、曇り時々小雨という天候であったが、ほっとゆだ駅から錦秋湖大滝
 まで片道徒歩25分ほどかけて歩いたが、途中坂が多かったので意外と大変だった。
 しかし、実際に錦秋湖大滝での滝の裏側は圧巻であった。
 この日は月曜日で「西和賀町歴史風俗資料館」や「西和賀町立川村デッサン館」は休館だった
 ので、ほっとゆだ駅併設の温泉「ほっとゆだ」で温泉を楽しむ事にした。この温泉は地元の
 人の利用も多く、それなりに賑わっていた。温泉利用者には2階の休憩室が無料で使えるのが
 ありがたい。

   ほっとゆだ駅周辺と錦秋湖の写真

 休憩室でのんびりした後、ほっとゆだ 17:55 発の列車で北上へと向かう。
 JR 北上線のうち、ほっとゆだ-北上間は輸送密度も高く、この日も通学高校生を含めて多くの
 乗客が乗車していた。北上には 18:39 の到着。今夜は、ホテルルートイン北上駅前での宿泊
 であるが、ここの大浴場は洗い場が4人分しかなく狭かった。

 

  (ほっとゆだ駅周辺散策。 GPSロガーのログデータで実際に移動した場所の軌跡を表示)


   旅行記(2日目)

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