4日目 6月29日(水)
 旭川-滝川(レンタカーで散策、小樽で乗り捨て)-小樽-札幌(泊)



  (4日目の行程。 GPSロガーを使って、ログデータから実際に移動した場所を表示。 
    青色が実際に移動した軌跡。)



 この日は、滝川でトヨタレンタカーを借り、小樽を目指し日本海側を南下し、
 さらに小樽から積丹半島の神威岬に行き、小樽でレンタカーを返却する、という
 ルートである。滝川から小樽までは100km以上も離れているが、トヨタレンタカー
 では同一管内になるため乗り捨て料金は無料なのはありがたい。
 今回のドライブルートは私がまだ札幌在住だった約45年前は全線開通されていな
 くて「陸の孤島」と呼ばれていた、雄冬峠と積丹半島西側の神恵内村川白が含まれ
 ている。 

 旭川 7:18 発の「特急カムイ9号」に乗車し滝川 7:50 の到着。滝川駅から徒歩で
 10分程のトヨタレンタカー滝川店でレンタカー借用の手続きをして、滝川を朝8時
 20分頃に出発できたが、あいにくの小雨模様であった。 滝川から日本海側に
 出るまでは道道94号線の増毛稲田線を通ったがこの区間はとても通行量が少なく
 すれ違う自動車はとても少なかった。日本海側に出て国道231号線に合流して
 札幌方面に南下する。 雄冬に近づくにつれ、トンネルも多くなり雄冬峠展望台の
 駐車場には 10:30 頃の到着となった。駐車場から木製の歩道を5分ほど歩くと
 雄冬の街並みが見える展望台に着いた。あいにくの小雨模様であったが、雄冬漁港
 などの展望を見る事ができた。雄冬は道路が開通するまでは増毛から一日一往復の
 定期船が唯一の交通手段で、シケでその定期船も閉ざされると、全くの「陸の孤島」
 と化してしまっていたところなので、道路開通の御利益はとても大きい。また、
 札幌から稚内まで行く際に、この「オロロンライン」と愛称される美しい海岸美の
 道路は道央と道北の輸送距離を短縮し、多くの観光客を呼び込むことになった。

 雄冬峠を出発し、日本海沿いを積丹半島を目指しひたすら走る。このルートは
 札幌市街地を通らないため渋滞もなくとても走りやすい。有料道路を使わない
 予定であったがカーナビの指示に従って走行していたら、札樽自動車道に入って
 しまい銭函ICから小樽ICまでは高速道路利用となってしまった。小樽から余市
 までは国道5号線を通り余市からは国道229号線を通り積丹半島へと分岐。
 札幌在住の時、友人達と積丹半島の古平や美国の海水浴場でキャンプをしたが、
 美国より先に行くのは今回が初めてである。美国に続いて余別という小さな漁港
 があり、ここを過ぎると神威岬まではすぐで、神威岬の駐車場には 14:30 頃の
 到着。 ここから灯台が見えるところまで遊歩道が整備されているが、あいにく
 小雨模様で展望が期待できないので、残念ながら今回は散策をパスした。
 なお、冬季以外は小樽-神威岬間で1日2~3本の路線バスが走行しているので
 遊歩道散策は次の機会に期待することにした。

   雄冬峠-神威岬-岩内-札幌間の写真

 神威岬から先も約45年前は開通されていなかったところで、小雨の中、初めて
 のルートを岩内に向けて走行する。途中神恵内村の川白付近までが当時は非開通
 区間であったが、今はトンネルが多いものの途中に小さな道の駅も設置されて
 快適なドライブコースとなっている。神恵内村の中心部から古平へ積丹半島を
 横断するルートは当時も存在していたが、今回はさらに南下して岩内方面を目指
 す事にした。岩内バスターミナルには 15:30 頃に到着。岩内は昔は旧国鉄岩内線
 や新潟県の直江津間にフェリー航路もあったが、今はどちらもなくなりすっかり
 寂しくなった感がある。 帰りは岩内から国道5号線を通り小樽へと向かい、
 小樽には17時過ぎに到着することができた。ここでレンタカーを返却する。

 小樽 17:30 の快速電車で札幌に向かい、今夜の宿泊ホテルである「ホテル法華
 クラブ札幌」にチェックインする。法華クラブ系列のホテルは、大阪、福岡、
 大分、鹿児島で宿泊した事があり大浴場もあり、私の好きなホテルの1つである。
 夕食として、すすきのにあるラーメン屋「すみれ」で醤油ラーメンを食べたが、
 少し足りなかったので、札幌今井丸井デバート地下で長万部駅名物「かにめし」
 を購入し、ホテル内で美味しくいただいた。


   旅行記(5日目)


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