1日目 6月26日(日)
 玉川学園前-新宿-東京-新函館北斗-白老(散策)-南千歳-帯広(泊)




  (1日目の行程。 GPSロガーを使って、ログデータから実際に移動した場所を表示。 
    青色が実際に移動した軌跡。 ただし、東京-長万部間は省略)


 大人の休日倶楽部パスを使って、北海道や東北地方へ行く時は必ず利用する、東京 6:32 発の
 「はやぶさ1号」を今回も利用し、新函館北斗には約4時間20分で 10:53 の到着。ここで
 在来線の特急列車「北斗9号」に乗り換える。 この日は白老にある「ウポポイ」という名の
 観光スポットに立ち寄るため、白老で途中下車した。 白老 13:34 着。 
 少し前までは函館-札幌間を走る特急北斗号は白老は通過して不便だったが、2020年3月の
 ダイヤ改正で、ほとんどの北斗号は白老に停車するようになった。



 (白老とウポポイ散策。 GPSロガーを使って、ログデータから実際に移動した場所を表示。
   青色が実際に移動した軌跡。)


 ウポポイは、「民族共生象徴空間」の愛称で、ポトロ湖を囲んで主要施設として国立アイヌ
 民族博物館、国立民族共生公園、慰霊施設を整備しており、アイヌ文化の復興・創造・発展の
 ための拠点となるナショナルセンターである。「ウポポイ」とはアイヌ語で「歌うこと」を
 意味している。 ここは以前アイヌ民族博物館(ポロトコタン)として開園していたが、
 2018年に休館して2020年7月に設備を一新して開園した経緯がある。
 園内で一番大きな建物は国立アイヌ民族博物館で、先住民族アイヌの歴史と文化を主題とした
 日本初・日本最北の国立博物館で、アイヌ民族の視点で語る多彩な展示でわかりやすく紹介
 されている。この日はコロナ対策のため入場数の制限を行っていたので、15時から入場の整理券
 を入手し、他の施設をまわる事とする。外部にはチセと呼ばれるアイヌの昔の家屋が5つ再建
 されており、アイヌの伝統的な生活空間を体感できるエリアとなっている。
 ポトロ湖の周囲を歩いていると、体験交流ホールという大きな建物があり、ここではいろいろな
 ものが上演・上映されており、ちょうど 14:30 から始まる「カムイユカラ」という短編アニメ
 映像を見る事ができた。 15時になったので、国立アイヌ民族博物館に入り、「ことば」、
 「世界」、「くらし」、「歴史」、「しごと」、「交流」の6つのテーマをアイヌ民族の視点で
 紹介された展示物をゆっくりと鑑賞した。

   ウポポイの写真

 ウポポイを十分楽しんだ後、白老駅へ引き返し、白老 17:11 発の特急「すずらん9号」に乗車し
 札幌方面に向かう。途中の南千歳で、釧路行きの特急「おおぞら9号」に乗り換える。
 南千歳では18分の待ち合わせがあったので、売店で食料品を購入しようと思ったが、駅構内や
 駅前に全くお店が無いのに驚いてしまった。とりあえず自販機でミネラル水を買い、南千歳
 18:00 発の特急列車に乗り、今夜の宿泊地である帯広には 20:05 の到着となった。
 今夜は「天然温泉 白樺の湯 ドーミーイン帯広」という少し良いホテルでの宿泊である。


   旅行記(2日目)

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