3日目 9月29日(火)
新青森-(レンタカーで下北半島一周)-三沢(泊)
(3日目の行程。 GPSロガーを使って、ログデータから実際に移動した場所を表示。 青色が実際に移動した軌跡。)
この日の 8:00 から翌日の 20:00 まで、新青森駅で駅レンタカーを事前予約したので、ホテルをチェックアウト後、青森駅
から新青森駅へと向かう。なお、ホテルでは朝食バイキングを利用したが備え付けの使い捨て手袋をして食べ物を選択する、
など感染症対策がそれなりに実施されていた。青森駅構内では五能線を走る観光列車「リゾートしらかみ」が停車していた。
新青森駅からレンタカーで下北半島のむつ市方面へと向かう。経路はレンタカーのカーナビに任せたが、途中の野辺地までの
ルートは青い森鉄道に沿ったルートでなく、内陸側のルートであった。野辺地からはJR大湊線に沿ったルートであったので、
左手に陸奥湾の絶景をチラ見しながら快適なドライブを楽しんだ。途中「道の駅横浜」での休憩をはさみ、最初の目的地の
仏ヶ浦の駐車場に着いたのが12時頃となり、思ったより時間がかかった。
3日目の行程の写真 (下北半島周遊)
仏ヶ浦は下北半島の西海岸に位置し、エメラルドグリーンの海と奇岩群を特徴とする秘境である。奇岩群の多くには、信仰に
基く名前(如来の首、五百羅漢、一ツ仏、屏風岩、天龍岩、蓮華岩、双鶏門、帆掛岩、極楽浜など)が付けられており、
これらの岩々の総称を「仏ヶ浦」と称している。 駐車場から徒歩20分ほどかけて下って行くと、長い年月をかけ自然が
作り上げた光景が広がっており、改めて自然の偉大さ神々しさを感じるしまう。この日は晴天だったので、陸奥湾から対岸も
はっきり見る事ができた。この日は3組ほどの観光客もいたが、コロナ禍でカメラのシャッターを押してもらうのは頼みにくい
状況なので持参した三脚とタイマー自動シャッターを使って記念に自撮りした。 なお仏ヶ浦の観光は、佐井からの遊覧船に
乗って海から眺めるのが良いらしいが、次回機会があればチャレンジしてみたい。
帰りの上り道を息を切らしながら駐車場にもどり、次の目的地である本州最北端の大間崎へと向かい、約1時間半のドライブ
で、マグロで有名な大間町に14時頃到着した。 大間-函館間には1日2本フェリーが航行しているが、所要時間が1時間半で
運賃が2000円程度なので、大間町民が病院へ行く時はこのフェリーを使って函館へ行くとの事である。またフェリー会社も
病院へ行く場合は運賃を割引しているようなので、このフェリーは町民にとっては生活必須路線である。大間崎は大間町中心地
より少し離れたところにあり、マグロのモニュメントが特徴的である。ここから津軽海峡をはさんで、函館市汐首岬までの
距離はわずか17.5キロメートルで函館の五稜郭タワーまで肉眼で確認できる距離であるが、この日は天気が良かったが
残念ながら確認できなかった。また、コロナ禍のためか観光案内所は今シーズンは閉館していた。
大間崎をあとに、この日最後の観光スポットである尻屋崎へと向かい、約1時間20分ほどかかり15時40分頃に到着した。
尻屋崎は下北半島の北東端に位置しており、北海道を思わせる雄大な岬には明治9年に建てられた様式灯台があり、しかも
この灯台は全国に16しかない「のぼれる灯台」の1つである。営業時間は16時までだったので、運良くぎりぎり間に合い
のばる事ができ、上からの絶景を楽しむ事ができた。尻屋崎にはこの場所にのみ生息する農耕馬「寒立馬(かんだちめ)」が
いるはずであるが、この日は見ることができなかった。そううえば、尻屋崎灯台へ行く道にゲートがあり、通行可能時間帯
では車が近づくと自動的にゲートが開くようになっていて珍しかったが、これは寒立馬が外部へ逃げ出さないための方策で
ある事を後で知った。
尻屋崎を16時半頃出発し、本日の宿泊地である三沢へと向かう。途中原子燃料サイクル施設がある六ヶ所村や小川原湖を
通ったころにはすっかり暗くなってしまった。三沢市街地に近づくと、三沢空港&米軍基地が近いためか、上空に飛行機の
爆音が聞こえてきた。 尻屋崎から約2時間で今夜宿泊するホテルルートイン三沢に到着した。ホテルがある三沢中心部
は三沢駅から離れているためか、このホテルの駐車料金は無料であった。
旅行記(4日目)
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