2日目 9月28日(月)
 新宿-上野-仙台(常磐線経由)-秋田-青森(泊)




 (2日目の行程。 GPSロガーを使って、ログデータから実際に移動した場所を表示。 青色が実際に移動した軌跡。)


 この日は、基本的に青森までの移動日であるが、一番の目玉は今年(2020年)3月に全線復旧した常磐線で仙台へ向かう事である。
 復旧後、首都圏から仙台までの常磐線経由で仙台まで行く特急電車は1日3本しかなく、上野 8:00 発の「特急 ひたち3号」に
 乗車すべく、自宅を6時過ぎに出発し、小田急線で新宿まで行きそこから山手線外回り電車で上野へと向かった。
 上野-仙台間は東北新幹線では1時間半程の所要時間であるが、常磐線経由の在来線では特急を使っても4時間半と新幹線の3倍
 も時間かかり、新幹線の偉大さを再認識させられた。

 常磐線は、札幌に住んでいた学生時代に、夜行の「急行十和田」として良く乗車した区間であり、上野-いわき間は数年前に
 乗車したが、いわき-仙台(正確には岩沼)間は約45年ぶりの乗車という事になる。
 しかし、今回車窓を楽しむつもりでいたが、テレワーク中の息子から自宅のインターネットが不調との連絡が入り、その対応で
 LINE のやりとりをせざるを得なかったため、残念ながらゆっくり車窓を見る事ができなかった。 しかし時々車窓からの眺め
 を見ると、東日本大震災の爪痕が所々に感じられ、一番印象的だったのは、復興関連の作業員は見かけるが一般の地元住民が
 歩いている姿をほとんど見かけなかった事である。ただし、作業員自体も放射線の防護服は着ておらず、それだれ除染が進んだ
 という事なのかもしれず、これは良い状況のように思えた。 「特急 ひたち3号」は 12:31 に仙台に到着。

  2日目の行程の写真

 仙台発 12:54 の「こまち21号」に乗り換える。当初は、秋田新幹線の角館から秋田内陸縦貫鉄道に乗車する案も考え、秋田
 新幹線を利用するルートを選択したが、秋田内陸縦貫鉄道の鷹巣駅へ到着する頃には暗くなり車窓が楽しめないので、今回は
 角館での途中下車は止め、終点秋田で奥羽本線の「特急 つがる5号」で青森へ向かう事にした。この時間帯に各駅停車の
 列車に乗車すると通学生が多く車内が密になる可能性もあるので、これを避ける点も秋田まで行った理由の1つである。
 コロナ禍の状況なので新幹線や特急列車自体の乗客が少なし、新幹線の指定席は隣の席は空けておく(予約を入れない)など
 感染症対策がされているようなので、こちらの方が密にならない事は確実のようである。
 結局、こまち21号の秋田着は 15:04 で、15:52 発の「特急 つがる5号」乗り換え、青森には 18:38 の到着となり、
 秋田内陸縦貫鉄道経由よりも1時間ほど早く青森に到着する事ができた。

 今夜の宿泊ホテルは「まちなか温泉 青森センターホテル」という名の、青森市内なのに天然温泉の大浴場があるところ
 である。早割+日程変更不可の安い料金プランでヤフートラベル経由で申し込んだが、ヤフートラベルで予約時に 160 円の
 キャンセル保険に同時加入すれば、万が一キャンセルさざるを得なくなった場合、ヤフートラベルでキャンセル代を補填
 してくれる便利なサービスがあったので、これに加入した。
 ホテルルートイン系列と異なり大浴場が広くとても快適であった。青森市内の宿泊にはお薦めのホテルである。


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