1日目 9月27日(日)
 相模大野-小田原-熱海-伊豆急下田(下田市内散策)-横浜-八王子-高尾-大月-河口湖(河口湖散策)-八王子-町田(自宅)




 (1日目の行程。 GPSロガーを使って、ログデータから実際に移動した場所を表示。 青色が実際に移動した軌跡。)


  この日は、伊豆急行線で下田へ行ったあと、横浜、八王子経由で大月まで行き、富士急行線で河口湖まで行き、河口湖を散策して
 自宅に戻ってくる、というかなり欲張った行程となった。「大人の休日倶楽部パス」では伊豆急行線や富士急行線に乗り入れている
 特急電車にも乗車できるので、伊豆急下田→横浜間は「特急踊り子号」、河口湖→八王子間は「特急富士回遊」を利用した。
 下田での滞在時間を約2時間程度確保するため、自宅から小田急線相模大野駅まで自家用車で送ってもらい、相模大野 4:50 発
 小田原行きの始発電車に乗車する。小田原でJR線に乗り換え更に熱海で伊豆急行線直通の伊豆急下田行きの各停電車に乗り換える。
 この電車は6両編成であるが、途中の伊豆高原駅で後ろの3両が切り離しとなる。熱海から1時間半で終点の伊豆急下田に到着。



 (下田市内散策。 GPSロガーのログデータで実際に移動した場所の軌跡を表示)


 下田へは2014年6月に家族旅行で来たことがあり、その時はあじさいが満開の下田公園や下田開港博物館へ行ったが、今回は朝8時
 から10時までの早い時間帯なので、ペリーロードの散策とロープウェイで寝姿山へ行く事の2点に絞った。
 伊豆急下田駅からゆっくり15分程歩いてペリーロードに到着したが、天気予報では曇りとなっていたにもかかわらず小雨の中を
 歩く事になってしまった。

   下田市内の写真

 ペリーロードとは、1854年の日米和親条約で日本が下田を開港するにあたりペリー提督一行が歩いたとされている石畳の道であり、
 歴史あるお寺以外にレトロなカフェやレストランもあり趣豊かなところであるが、朝早い小雨という事で人影は無かった。
 ペリーロードから伊豆急下田駅の方向に引き返す途中に、ペリー艦隊の上陸地点を示すペリーのモニュメントが設置されている
 ところがあり、記念碑の横に置かれている錨はアメリカ海軍により寄贈されたものである。駅に向かう途中に2014年の家族旅行で
 宿泊した「下田伊東園ホテル(はな)岬」が見え懐かしかった。

 伊豆急下田駅にもどり駅前のロータリーから道路を挟んだ向かい側にある下田ロープウェイを使って寝姿山へと向かう。
 横から見ると婦人が寝そべっている姿に似ていることから寝姿山という名前が付いたこの山の山頂には眺めの良い展望台や遊歩道
 があり、山頂からの絶景は伊豆三景の1つとなっている。この日はあいにく曇り時々小雨という天候であったが、それでも眼下に
 広がる下田湾や下田市街の絶景が一望できた。展望台から更に遊歩道を歩いて行くと、奈良法隆寺にある夢殿を3分の2の大きさで
 再現た愛染明王堂があり、ここは縁結びの御利益があるという事で特に若い女性に人気があるスポットとなっている。また近くに
 蓮杖写真記念館があり下田出身の写真家である下岡蓮杖の遺品の数々が展示されているが、まだオープンしていなかった。
 さらに歩いて行くと「黒船見張所跡」がある。ここは幕末にあった外国船を監視する見張り台で、当時下田奉行所より数名の役人を
 派遣し日夜黒船の警戒に当たらせいた所である。今は復元された大砲も設置され当時の見張り人の様子も再現されている。見張り台
 という名の通り、ここからの下田湾の眺めは絶景であった。

 伊豆急下田 9:51 発の「特急 踊り子4号」にて、熱海方面へと引き返す。途中、相模湾の眺めを楽しみながら特急電車での快適な
 旅を楽しみ、横浜に 12:07 に到着。 途中、伊豆急のリゾート21と呼ばれる欧風電車(ただし普通列車扱い)を見かけたが、
 特急料金が不要なのでコストパフォーマンスは良さそうで機会があったら乗ってみたいと思った。
 横浜から八王子と高尾で接続良く各停電車を乗り継ぎ、大月 14:19 発の富士急行線の各駅停車に乗車する。1時間の所要時間で
 河口湖駅には 15:19 に到着。ここから約15分ほど歩いて河口湖畔へと向かう。



 (河口湖散策。 GPSロガーのログデータで実際に移動した場所の軌跡を表示)


 河口湖でも約2時間ほど時間を確保できているので、今回はロープウェイ山頂からの河口湖の眺めと、遊覧船による湖内遊覧の
 2点を楽しんだ。ロープウェイは「富士山パノラマロープウェイ」という名のとおり富士山のパノラマを楽しむもののようで
 あったが、曇り時々小雨の天候では残念ながら富士山の雄姿は見られなかった。しかし、河口湖の眺望は楽しむ事ができた。
 河口湖遊覧船はこの日最終の 16:30 発の便に乗車することができ、河口湖大橋をくぐり河口湖の約半分程度を遊覧する事が
 できた。当然の事ながら富士山の雄姿は悪天候のため見る事が出来なかった。

  大月と河口湖の写真

 河口湖駅に引き返し、河口湖 17:36 発の「特急 富士回遊48号」に乗車する予定であったが、17:07 発の各停電車で2つ先の
 富士山駅まで先に行くことにした。この駅は昔は富士吉田駅という名前であったが、それにしても富士山駅とはずいぶんと大胆な
 命名をしたものである。ちょうどこの頃雨が激しくなったので、駅の外には出ず駅ビル内を散策したが、都内の商業ビルの変わら
 ないくらい洗練されていた。富士山駅から「特急 富士回遊48号」に乗車したが、もうすっかり暗くなっていたので、車窓は
 楽しめなかった。なおこの特急電車は全車座席指定車で、座席の上のランプ(緑-この座席予約済み、黄-まもなく予約者が乗車
 予定、赤-この座席は未販売)があるので、車掌は赤ランプに座っている人だけを検札するようである。
 八王子に 18:57 に到着、駅ビルのレストランで夕食をとり、横浜線で町田まで行き、自宅には21時頃の到着となった。

 

   旅行記(2日目)

  大人の休日倶楽部パスによる下田・河口湖および青森県ドライブ(下北半島・十和田湖など)旅行記 TOPにもどる