1日目(6月25日)
町田 - 東京 - 新函館北斗着 - 洞爺(洞爺湖散策)- 伊達紋別 - 小幌(小幌駅散策)- 洞爺 - 札幌 - 旭川 旭川(泊)
今回も自宅の最寄り駅である玉川学園前駅の始発電車に乗ってまずは新宿へと向かう。今年3月の小田急のダイヤ改正で 4:50 の電車に乗れば
6時前に東京駅に着くことができるので、今後は東京発 6:08 の新潟行きの上越新幹線にも乗車できるようになり便利になった。
昨年と同様に、東京発 6:32 の新函館北斗行き「はやぶさ1号」に乗車し、11:09 に新函館北斗に到着。 近い将来、青函トンネル内も無線LAN
が使えるようになる、との事であったが、今回はまだ使えていなかった。
昨年と同様に、新函館北斗発 11:09 のスーパー北斗9号に乗り換えたが、昨年と異なるのは、この列車には客室乗務員による車内販売が無くなった
点である。JR北海道では、2018年6月から、車内販売営業を縮小し、下り列車ではスーパー北斗13号、15号、17号の3本しか車内販売を実施
していない。 洞爺に 12:46 到着。
この日の最大の目標は、室蘭本線の長万部-洞爺間にある、日本一の秘境駅といわれている小幌(こぼろ)駅に行く事であるが、列車の待ち時間を
利用して洞爺湖まで足を伸ばすことにした。 洞爺駅発 12:55 の洞爺湖温泉行きの路線バスに乗り、洞爺湖温泉には 13:13 に到着。
後で気が付いたのだが、実は洞爺駅のみどりの窓口で洞爺駅-洞爺湖温泉間の往復割引バス乗車券が入手できたようである。残念ながら60円ほど
損をしてしまった。 この路線バスには、アジア系外国人も多く乗車しており、立ち席もでるほど盛況であった。私が大学生の頃、洞爺駅-洞爺湖温泉
をバスで乗車した事があり、途中「洞爺湖展望台」という洞爺湖が一望できるバス停があったのだが、このあたりの道路事情は高速道路(道央自動車道)
ができたためかすっかり様変わりしていた。 洞爺湖温泉バスターミナルからは昭和新山方面への路線バスもあったが今回は小幌駅へ行くため、洞爺湖岸
を約20分程度散策するにとどめ、洞爺湖温泉 13:35 の路線バスで洞爺駅へと引き返す。
小幌駅に行くには 14:46 発の長万部行きの各停列車には時間があったので、洞爺から逆方向の列車で伊達紋別駅まで行き、各停列車は伊達紋別から
乗る事にして、待ち時間は列車内で過ごす事にした。 各停列車は小幌駅に 15:13 に到着。
函館-洞爺-伊達紋別の写真
小幌駅は、前後2つの長大トンネルの間に挟まれた崖のわずかな明かり部分に位置しており、四方のうち三方が急傾斜地で一方は海(内浦湾)に接して
いるため、鉄道と船舶以外の交通手段では接近が難しく、当然自動車ではこの駅に来る事はできない。
もともとは蒸気機関車を一時的にトンネル外で停車させ、列車交換を目的にできたようである。
この駅は『秘境駅』の名付け親である牛山隆信さんの著書『秘境駅へ行こう!』のランキングにて秘境駅度1位とされている。現在は各停列車でも
この駅を通過する列車が多く、1日あたり下り(室蘭方面)2本・上り(長万部方面)4本、計6本しか停車しない。しかし北海道の主要幹線である
室蘭本線に位置するため、通過する特急列車や貨物列車の数は多い。
この駅は 2015 年に廃止の予定であったが、この駅のある豊浦町が1年ごと見直す管理駅とした事で、幸いにも現在(2018年6月時点)も駅は存続
している。
この日この駅に10人以上下車して、私を含め約30分間この『秘境駅』を満喫したが、人の声が賑やかだったので「ほとんど誰もいない駅」という
感じではなかった。
小幌駅の写真
小幌 15:44 発の下り列車で洞爺まで引き返し、洞爺発 16:49 のスーパー北斗15号で札幌へと向かう。この列車には車内販売があるので、事前に
予約した「長万部名物 かにめし」を入手する事ができた。 札幌に 18:41 到着し、札幌から 19:00 発旭川行きのライラック37号に乗り換え、
旭川に 21:25 に到着。
今夜の宿は「ホテルルートイン旭川駅前一条通」であるが、ここには 2013 年9月に宿泊したことがある。しかし、旭川駅前にホテルルートイン系
ホテルができたので、旭川駅から徒歩10分ほどのこのホテルはホテル名が変更になったようである。
旅行記(2日目)
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