2日目(6月27日)
札幌 - 旭川 - 美瑛(レンタカーにて、美瑛&富良野を散策)富良野 - 東鹿越 -(代行バス)- 新得 - 帯広 帯広(泊)
(2日目の行程。 GPSロガーを使って、ログデータから実際に移動した場所を表示。 青色が実際に移動した軌跡。)
札幌駅北口のビジネスホテルをチェックアウトし、7:49 発旭川行きの特急電車に乗車。この特急電車は北海道新幹線ができる前に
在来線の津軽海峡線で走っていた「スーパー白鳥」の車両だったので懐かしかった。 旭川には 9:14 に到着し富良野線のホームに
行くと 10:00 発の観光列車「富良野・美瑛ノロッコ1号」が既にホームに停車していて、多くの人が写真を撮っていた。
私は少しでも早く美瑛駅に着きたかったので 9:38 発の各停列車に乗車し、美瑛駅には 10:13 に到着。
(美瑛町散策。 GPSロガーのログデータで実際に移動した場所の軌跡を表示)
美瑛の観光エリアは非常に広いので、事前にレンタカーを借りる計画を立てたが、美瑛駅は駅レンタカーも営業しており、しかも
富良野駅での乗り捨ても乗り捨て料金は不要で、かつ大人の休日倶楽部パス所有者には更に割り引きが適用され、非常に格安に車を
利用でき、非常に良かった。 駅レンタカーは営業時間が短い(通常は 9:00~19:00 トヨタレンタカーは 8:00~20:00)のが難点
であるが、今回の様に早朝からのドライブでなく日中6時間程度の利用には非常に便利でお得である事を再認識した。
今回は美瑛から富良野まで6時間レンタルし、頂いた観光地図でまず美瑛の観光スポットをドライブした。 最初に訪問したところは
「白金青い池」であるが、ここは美瑛市街地から車で約30分のところにある。レンタルした車はトヨタ車でカーナビも付いているが
自家用車のカーナビとは使い勝手が違い目的地に向かうまでの間アナウスがほとんど無かったので、本当にこの道でOKなのか、途中は
少し不安になった。「白金青い池」はアップル社のパソコン MacBook Pro の壁紙に使われた事で一躍有名になったところである。
ここは十勝岳噴火後の工事の際に偶然できた水たまりであるが、枯れ木と青のコントラストが神秘的な雰囲気を演出している。
美瑛の写真
再び美瑛市街地に引き返し、「ぜるぶの丘・亜斗夢の丘」へと向かう。ここは国道237号線沿いの便利なところにあり、花畑を
眺めることができ、特にラベンダーとひまわりが綺麗なところであるが、残念ながら開花時期ではなかった。それでもいかにも美瑛
らしい風景と綺麗な花畑も楽しめ、更に展望台からは「ケンとメリーの木」が眺めることができた。
そこで次はその「ケンとメリーの木」への向かう。ここは日産スカイラインのCMのロケ地となった場所であるが、このあたりには
煙草のCMでも使われた「セブンスターの木」や煙草のマイルドセブンのパッケージにも使われた「マイルドセブンの丘」などが
あるが、このあたりを道路は「パッチワークの路」と呼ばれている。このあたりの畑の色が緑、黄色、茶色などのカラフルなパッチ
ワークをあてたように見えるため、そのような名になったらしい。 しかし「マイルドセブンの丘」の場所ははっきりわからなかった。
次に美瑛市街地南側の「パノラマロード」というエリアへと車を進め、最初に「新栄の丘展望公園」へと向かう。ここは夕焼けが綺麗な
ところであるが、着いたのがまだ早い時間だったのであまり人はいなく地元の農家のトラクターの音が聞こえていた。
次の訪問地は「四季彩の丘」で、ここは展望花畑と言われるように春から秋にかけて30種以上の花が展望できるほか、園内を一周する
トラクターバスやお土産店とレストランもあり、更に「ロール君」という名のマスコットもあり、大きな観光スポットとなっている。
この日は多くの観光客が大型バスで押し寄せていたが、多くはアジア系の外国人であった。
美瑛を後にし、次はラベンダーで有名な中富良野町の「ファーム富田」へと向かう。 今回はレンタカーでの訪問であるが、JR富良野線で
観光列車ノロッコ号しか停車しない「ラベンダー畑駅」からも徒歩7分程度で行く事ができる。 「ファーム富田」は未だラベンダー
シーズン前であったが、「四季彩の丘」以上の多くの観光客で賑わっていた。こちらは外国人も多かったが日本人もたくさんいた。
まず、ラベンダーソフトクリームを食べその後園内を散策する。 なお、室内のグリーンハウスではシーズンオフでもラベンダーを
見る事ができる。園内で職員が使うバイクもラベンダー色に塗装されていた。 屋外のラベンダー畑はようやく咲き始めたばかりの
状況であったが、ラベンダー以外にもいろいろな花畑があり楽しめた。
(ファーム富田散策。 GPSロガーのログデータで実際に移動した場所の軌跡を表示)
ファーム富田の写真
ファーム富田を後に、レンタカーの返却場所のJR富良野駅へと向かう。美瑛駅で教えてもらった富良野駅の近くのガソリンスタンド
の場所がわからず少し時間がかかったが、16:15 頃には返却を終え、再び鉄道1人旅へ戻る。 富良野発 16:46 の下り各停列車に乗車
するが、昨年(2016年)夏の台風の影響でJR根室本線は東鹿越-新得間は不通となっているので、この下り列車は東鹿越駅止まりで
ある。 ちょうどホームには札幌行きの上りの臨時特急列車「フラノラベンダーエクスプレス号」が停車しており、この列車に乗る
乗客でホームは賑やかだった。
富良野駅を出発し、東鹿越までの途中に、かなやま湖という大きな人造湖がある。これはかなやまダムによってできたものであるが、
周囲はエゾマツやトドマツなどの原生林によって覆われているので天然の湖の様相である。 2014年9月にもこの区間を乗車したが
(その時は新得駅まで開通していた)当時は日没後で湖はほとんど見る事ができなかったが、今回はちゃんと見る事ができた。
東鹿越駅からは代行バスに乗り、不通区間の幾寅駅、落合駅経由でバスは狩勝峠を越えて新得駅へと向かう。 代行バスには
10人程度の外国人が乗車していたが、彼らは次の幾寅駅で下車した。 外国人一団が運転手に質問事項があったため、ここで
数分の停車時間があったのはラッキーであった。 というのは幾寅駅は映画「鉄道員(ぽっぽや)」のロケ地となったところで
駅名は「幌舞(ほろまい)駅」、近くに撮影で使われたディーゼル列車の車両や「だるま食堂」というロケ当時の状態のまま保存
されているところで、機会があれば来てみたかったところだからである。 駅舎に入る時間は無かったが、それでも十分に写真を
撮ることができた。
富良野-帯広間の写真
幾寅の次は落合で、列車だと落合-新得間はトンネルが多い区間であるが、代行バスだと狩勝峠を越えるので狩勝峠からの
眺望を期待したが、残念ながら(展望所に行かないので)あまり眺望は楽しめなかった。
代行バスの時刻表では新得着が 18:36 となっていたが、実際には 18:25 に到着し、新得発 18:28 の特急「スーパーとかち5号」
に間に合ったのはラッキーだった。 しかし、列車の遅延で帯広着 19:00 の予定が10分以上遅れての到着となった。
この日宿泊した、ルートイン帯広駅前ではビーフシチューの夕食付きプランを申し込んでおいたので、鉄道1人旅としては
久しぶりに宿泊ホテルでの夕食となった。
旅行記(3日目)
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