1日目(6月29日)
町田 - 東京 - 新青森 - 弘前(弘前散策)- 大館 - 盛岡 - 北上 北上(泊)
この日は、2014年9月下旬のに「大人の休日倶楽部パス(東日本・北海道)」の旅と同様に、6:32 東京発の「はやぶさ1号」に乗るために、
自宅を 4:30 に出発し、玉川学園前駅から小田急の始発電車に乗った。東京駅で少し時間があったので、丸の内口の復元された駅舎の写真
を撮ったが、朝6:00頃にもかかわらず、修学旅行生の団体客が丸の内口に大勢いたのにはびっくりした。
「はやぶさ1号」の東京-新青森間の所要時間は3時間18分であるが、早い時間帯で人気があるせいか、全車座席指定車のはずなのに
デッキで立っている乗客も多数いた。
(盛岡から先は立席OKであるが、東京-盛岡間は座席指定券が無いと乗車できないはずなのであるが。。。。。)
(第1日目の行程 弘前から北上まで GPSロガーを使って、ログデータから
実際に移動した場所を表示。 赤色が実際に移動した軌跡。)
新青森からは、弘前まで特急「つがる4号」の自由席を利用したが、始発の青森駅からの乗客が多く、何とか座る事ができた。
約25分で弘前駅に到着。 今回は2時間以上の時間が確保できているので、弘前城周辺を散策することにした。
駅から市内循環100円バスで弘前城への向かったが、このバスは市民の生活路線でもあるため、ずいぶんと遠回りしているようである。
ふと、GPSロガーの電源が入っていない事に気がついて慌てて電源を入れたので、本日の旅の軌跡は弘前駅-弘前城の途中から始まる
事になってしまった。
(弘前散策 GPSロガーのログデータで実際に移動した場所の軌跡を表示)
現在、弘前城は10年以上かけて本丸東面の石垣の解体修理工事を行っており、更に桜のシーズンでもない平日、という事もあって
観光客はまばらであった。 ところどころに、満開時に写真付きで桜の木の説明パネルがあった。
今回、弘前城のある弘前公園へは追手門から入って、工事中の天守周辺を見て東門から出たが、次に今回の散策で期待していた、明治時代に
建てられた多くのモダンな洋風建築物を見るために、弘前公園の外側の道を通り再び追手門へと引き返す。
弘前城公園の写真
最初に入ったのが青森銀行記念館で、ここは青森県初の銀行である旧第五十九銀行の建物で、内部を見学する事ができる。次に行ったのが
旧弘前市立図書館で、こちらもルネッサンス様式の3階建て建物で、図書館として利用されていた当時の様子などが展示・公開されていた。
旧弘前市立図書館の隣りには、旧東奥義塾外人教師館は、東奥義塾(トウオウギジュク)という私立の学校に招いた外人教師専用の住居として、
明治33年に建てられたもので、現在1階は喫茶室となっているが、2階には古い時代の家具や調度品なども置かれ、明治期の外国人の生活を
再現している。
なお、この一帯に、明治から大正期に弘前市内に実存した建造物が、10分の1の模型で展示されており、旧弘前市役所や弘前公会堂などの
公共建造物や商家など14棟が再現されており、隣りに立つ実物の洋館との大きさの比較も楽しめ、楽しかった。
弘前市内の写真
再び市内循環100円バスで弘前駅に戻り、奥羽本線下りの各停電車で大館方面に向い、大館駅で5分の接続で十和田八幡平四季彩ラインという
愛称がついている花輪線の各停列車に乗り換える。
花輪線は今年(2015年)の3月までは快速列車も走っていたが、現在は各停列車のみとなっており、自家用車の普及や過疎化による沿線人口の減少
によって縮小されてきた典型的なローカル線である。 沿線はのどかな田園風景が続き、途中の十和田南駅で進行方向が逆になる。
十和田南駅も十和田湖へ行く路線バスもなく、公共交通の便は悪い。 十和田南から先では、鹿角花輪(かづのはなわ)駅や大更(おおぶけ)駅
で多少の乗客の乗り降りがあり、やがて花輪線の終点の好摩駅に到着した。ここから先はIGR(いわて銀河鉄道)の路線になるが、花輪線では
全ての列車は盛岡まで乗り入れている。 旧JR東北本線を引き継いだ、いわて銀河鉄道の路線は全て電化区間であるため、いわて銀河鉄道には
花輪線を走るディゼルカーを運転できる運転士がいないため、というのがその理由らしい。
盛岡から今夜の宿泊地の北上までは東北新幹線の「はやぶさ104号」に乗ったが、この列車は盛岡-仙台間は各駅に停車するため、全車座席指定車
であるがこの区間は空いている座席に座ることができる。 北上駅で夕食をとろうと思ったが、駅構内および駅周辺にもレストランが無かった
ので、結局ホテルにチェックインした後に近くの居酒屋での夕食となった。
本日の宿泊ホテルは、ルートイン北上駅前であるが、ルートインホテルには大浴場があるので、今回の旅行は3泊ともルートインホテルの
チェーン店となった。
旅行記(2日目)
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