3日目(10月1日)
静内-様似-苫小牧-札幌-滝川-新得-札幌 (急行はまなす にて車中泊)
朝5時半に起床し、昨日苫小牧のスーパーマーケットで買ったおにぎり等で急いで朝食を済ませ、静内発 6:09 の列車で
日高本線の終着駅である様似へと向かう。 静内駅では 6:02 発の苫小牧行きの上り列車に乗る学生らしき人が数人いたが
下り列車は私を含めて2人だけであった。 静内から先は、海岸線での昆布漁をする人を見かけたり、その一方で馬が放牧
されていたり、のどかな風景が続き、途中の浦河までは大きな街は無かった。 静内から終点の様似までは約1時間半の
所要時間であった。
様似からえりも岬を通り広尾まで行き、広尾から今は亡き国鉄広尾線で帯広へ行く、というコースは約40年ほど前の
学生時代に体験した事があるが、今回は様似から苫小牧まで引き返し、苫小牧-南千歳-新得-滝川-札幌、という
コースを計画し、札幌では藻岩山の夜景を見る予定であった。
しかし、苫小牧の手前の鵡川駅で信号機故障となり、1時間ほど列車が鵡川駅で停車したため、急遽予定を変更すること
になってしまい、今回は藻岩山の夜景見学はできなかった。
静内-様似-苫小牧の写真
今回の旅行の目的の1つである、根室本線の富良野-新得間に乗るため、苫小牧から札幌へと向かい、札幌で昼食を
とった後、札幌-滝川-富良野-新得-札幌、と逆回りのルートを選択した。 札幌発 14:30 特急スーパーカムイで
滝川着 15:22 で 15:25 発の新得行きの各停列車に乗り換える。 1両編成のこの各停列車は、学生の他、富良野へ
行くシニアの6人グループの人が乗車していて、乗車率は70%であった。 富良野発 16:45 でそろそろ薄暗くなり
かなやま湖がちゃんと見えるが心配だったが、何とか日没前にかなやま湖を見ることができた。 かなやま湖は金山ダム
完成にともなってできた人造湖で、オートキャンプ場が人気が高いところである。終点の新得には 18:12 到着。
新得からは8分の待ち合わせで 18:20 発の特急スーパーおおぞら10号に乗り 20:19 に札幌に到着。
札幌駅ビルで夕食を済ませ、いよいよ 札幌発 22:00 の急行はまなすに乗車することになる。 最近はだんだんと
夜行列車が少なくなり、この寝台車を連結した急行はまなすは今や貴重な存在となったが、残念ながら2015年度の
北海道新幹線の開通時には廃止される、とのうわさである。寝台車は割高(ビジネスホテルとほぼ同じ料金)のためか
寝台車は上段はほぼ空席で乗車率は50%程度だろうか。 寝台車で一夜を明かす、という興奮感を久しぶりで味わう
事ができた。 この日は1日列車に乗っていたので、苫小牧に着く頃(23:00頃)には熟睡していた。
根室本線(滝川-新得間)と札幌駅構内の写真
旅行記(4日目)
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