1日目(6月23日)
 町田-東京-越後湯沢着-金沢-高岡(城端線と氷見線に乗車)-越後湯沢(泊)






 この日は、来年(2015年)北陸新幹線の開通に伴い第三セクターとなる北陸本線の直江津-金沢間、および現在の北陸方面のメインルート
 となっている越後湯沢-直江津間を往復し、併せて北陸本線の高岡駅を起点とする城端(じょうはな)線と氷見線の2つのローカル線に乗車し、
 さらに城端で1時間近く散策した。

 東京発 7:00 の新潟行き上越新幹線 MAXとき303号は2階建ての車両である。しかし、2階建て車両は最高速度が 240km/h という制約があるので、
 現在は上越新幹線しか使われていないようである。 最高速度が最新の車両より遅いとはいえ MAXとき303号 は、東京を出発後、上野、大宮と
 停車した後は群馬県の県庁所在地の高崎も通過し、1時間10分ほどで越後湯沢に到着した。 越後湯沢から第三セクターの北越急行経由金沢行き
 の特急はくたか2号に乗り換え、終点の金沢へと向かう。 はくたか2号は越後湯沢-直江津間はノンストップで45分で走るが、北越急行の
 大部分はトンネルで携帯電話が使えない。最近は車内でのノートパソコンを操作するビジネスマンも多くなっているためか、車内放送でも30分
 程度、携帯電話が使えない(=インターネット接続ができない)旨の説明があった。 直江津を過ぎるとようやく車窓を楽しめるようになったが
 直江津から4つ目の筒石は鉄道マニア間で有名な駅で、地下のトンネル内にホームがあり地上の改札口へは約300段の階段を上る(エレベータ
 やエスカレータは無し)という非常に珍しい駅である。しかし特急はくたか2号はあっという間にこの駅を通過する。
 はくたか2号は、富山、高岡に停車後、金沢に定刻より4分程遅れて 10:57 に到着したが、直江津-金沢間の車窓からは来年(2015年)に開業
 予定の北陸新幹線の工事がかなり急ピッチで進んでいるのを見る事ができた。

 今回は金沢の散策は割愛して、11:16発の特急はくたか11号で、今来た路線を引き返し、高岡へと向かい、高岡を起点とする2つのローカル線である
 城端線と氷見線に乗車する。 よくよく見ると、このはくたか号の車両は、JR西日本の車両と北越急行の車両から構成されている事に気がついた。
 北陸新幹線ができ、越後湯沢-金沢間で特急はくたか号が走らなくなっても、北越急行は特急列車を走らせるのか、気になるところである。

   金沢駅から城端駅までの写真

 漫画家の藤子不二雄さんが氷見市の出身という事もあり、城端線と氷見線には忍者ハットリくんのラッピングが施された列車が多く走っている。
 高岡駅で15分の接続で 11:55 発の城端行きの城端線の列車があるので、まずは城端線を先に乗る事とした。高岡の次の二塚(ふたつか)駅を
 過ぎると北陸新幹線の新高岡駅予定地が見えてきた。二塚駅を過ぎしばらく走ると、のどかな砺波(となみ)平野の田園風景が広がっている。
 沿線では砺波のチューリップ公園が有名である。 列車は高岡から約53分で終着の城端駅に到着した。

 城端駅からは約15年前に家族旅行で行った事がある五箇山へのバス便がある。今は五箇山は世界遺産になったので、当時からどのように変わったか
 見たい気もあったが、今回は城端駅から徒歩圏内で散策できる城端の古い街並みを散策する事にした。一番の見どころは、真宗大谷派城端別院善徳寺
 であるが、あいにく現在は修復大工事中であった。それでも善徳寺前から続く石畳の今町通りは趣があり、約1時間の散策を楽しむ事ができた。

   城端散策の写真

 城端発 14:13 の高岡行きの列車で引き返し、今度は 15:13 発の氷見線氷見行きの列車へ乗り換える。氷見線の一番の見どころは雨晴(あまはらし)
 駅付近の風光明媚な雨晴海岸である。このあたりの車窓はとても綺麗で、見ていて飽きない。 終点の氷見駅からは能登島方面行きのバスがあり、
 更に和倉温泉、穴水、輪島など能登半島の有名な観光地へ行く事ができるが、今回は氷見線に乗る事が主目的なので、高岡駅へと引き返す。

 高岡からは 16:44 発の特急はくたか21号で越後湯沢へと戻る。 本日の朝に越後湯沢から金沢に向かったが、それ以降は全て往復で2回ずつ
 同じ路線を乗った事になり、こんな経験は今までは無かったような気がする。途中直江津駅で、札幌行きの寝台特急トワイライトエクスプレスを
 見る事ができた。

   氷見線、北陸本線の写真

 越後湯沢に 18:53 に到着し、ほどんどの乗客は上越新幹線で東京方面に急いでいた。 この日のほとんどの乗客は改札口を出ずに乗り換えるため、
 越後湯沢駅での乗降客が少なく午後7時頃の越後湯沢駅の売店はがらんとして寂しいものがあった。 この駅はスキー客がメインなので、冬季には
 賑わいを見せるのかもしれないが。。。。
 本日宿泊した小さなビジネスホテルも宿泊客は少ないようである。


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