1日目 11月13日(月)

 玉川学園前 - 新宿 - 大宮(北陸新幹線)- 長野 - 飯山(飯山散策)- 北飯山 - 飯山(北陸新幹線)- 上越妙高
  - 上越妙高 - 妙高高原(いもり池、関川関所散策)- 長野    メルパルク長野(泊)


 いつものように、小田急玉川学園駅で一番列車に乗り新宿に行き、更に北陸新幹線乗車駅の大宮をめざす。
 今年(2017年)8月からはJR東日本の大人の休日倶楽部のジパング会員になったので、新宿-長野間の運賃と新幹線特急券は
 2割引の特典を受ける事ができるのであるが、新幹線の特急料金が東京から乗車する場合に比べ大宮から乗車する方が900円
 ほど安くなるので、所要時間はそれほど違わないので、費用削減のため新幹線は大宮駅からの乗車とした。
 しかし、朝早い時間帯は新宿-大宮間の直通電車(湘南新宿ラインや埼京線)はまだ走っていないので、池袋と赤羽で乗り換えた。
 大宮から長野まで、北陸新幹線のはくたか号の自由席に乗車し、約1時間10分ほどで長野駅には 8:06 に到着した。
 長野駅で「北信州ツーデーパス」を購入し、8:35 発の飯山線の列車に乗り換える。途中の替佐駅で観光列車「おいこっこ」の回送
 列車らしきものを見かけたが、飯山駅には定刻どおり 9:23 に到着した。



  (飯山市散策。 GPSロガーのログデータで実際に移動した場所の軌跡を表示)


 飯山市は長野県のもっとも北に位置しており、唱歌「ふるさと」「朧月夜」などにも歌い継がれてきたような、郷愁の情景が
 今なお息いており、2015年3月に北陸新幹線の長野~金沢間が開通してからアクセスがぐっと便利になった。
 駅ビル内の観光案内所でパンフレットを入手し、まずは「高橋まゆみ人形館」をめざして散策を開始したが、途中、弥念寺の紅葉
 や、仏壇店が並ぶ通称仏壇通りを歩き、人形館を通り過ぎてしまったが何とか人形館にたどり着いた。

   飯山の写真(1)

 「高橋まゆみ人形館」は飯山市在住の創作人形作家である高橋まゆみさんの作品を常時約100体ほど展示しているが、細やかな
 人間観察から生み出された人形は、親しみやすい表情ながらも見る人に感動を与える作品ばかりである。 ゆっくり見ていたが
 すぐにシリア層と思われる団体客が入ってきたので、人形館の近くにある飯山城址公園へ行くことにした。飯山城は上杉謙信が
 信濃侵攻の戦略拠点として築いた城で、現在は復元された門や土塁、石垣などに当時をしのぶことができる。またここは飯山を
 代表する桜の名所でもあり、4月下旬から5月上旬にかけて、飯山城址さくらまつりが開催されるところであるが、この日はほとんど
 人の姿を見かけなかった。

   飯山の写真(2)

 再び人形館の方に引き返し、次は常福寺へと向かう。常福寺はイチョウの名所との事であるが、この日の時点でイチョウの葉は
 かなり落葉していた。 帰りは北飯山駅から列車に乗る事にし少し時間に余裕がありそうだったので、常福寺から再び仏壇通り
 を通って飯山駅の方に引き返し、忠恩寺から「寺めぐり遊歩道」を散策する事にした。
 忠恩寺の隣の弥念寺は紅葉の名所で、この日は紅葉が見頃であった。寺めぐり遊歩道を歩いて行くと先ほど見たイチョウの名所の
 常福寺の境内となり更に妙専寺や大聖寺を通ると車道を渡り、その先の英岩寺を通って目的地の飯笠山神社に到着した。
 ここから5分程歩いて飯山線の無人駅である北飯山駅から飯山駅までは列車を利用した。

 飯山から上越妙高までは北陸新幹線を利用するが、今回の北信州ツーデーパスではこの区間は特急券(自由席ならば1駅なので
 860円)を購入すれば乗車可能となる。
 上越妙高駅のお店で昼食を済ませ、上越妙高発 13:01 のえちごトキめき鉄道の各停電車に乗車する。ここから妙高高原までの
 所要時間は約30分程度であるが、途中の日本木(にほんぎ)駅ではスイッチバック運転を行っていた。
 妙高高原駅には 13:34 到着。



  (妙高高原散策。 GPSロガーのログデータで実際に移動した場所の軌跡を表示)


 妙高高原駅からは11月いっぱいまで路線バスが走っているので、まずは昔家族旅行で行った事がある「いもり池」へと向かう。
 いもり池は妙高高原池の平温泉にある周囲500mほどの池で、昔はいもりが多く生息していたことからこの名がついたと言われており
 ここからの妙高山の眺めは非常に良い。いもり池は4月下旬~5月上旬のミズバショウが特に有名との事である。
 いもり池は約20年ほど前に家族旅行の夏休みに2回ほど来た事があるが、今回は晩秋の季節のためか前回とは全く印象が違った。
 当初の予定ではいもり池と妙高高原ビジターセンター付近を時間をかけて散策する予定であったが、予定を変更して「道の歴史館
 関川関所」へ行く事にした。

   いもり池の写真

 五街道(東海道・中山道・日光街道・甲州街道・奥州街道)に次ぐ重要な交通路として発達した北国街道であるが、この歴史館は
 その北国街道の要であった関川の関所を当時のままに再現したものである。関川関所は越後と信濃の国境にあり、道の歴史館では、
 貴重な文献資料やジオラマの展示など、興味深いものがたくさんあった。 次のバスまで時間があったので2階展示室でビデオを
 見ていろいろと情報を得ることができた。

   関川関所の写真

 関川関所 16:25 のバスで妙高高原駅にもどり、ここからは 16:39 発のしなの鉄道の電車で長野へと向かう。
 途中高校生などが通学で大勢乗り込んで来たが 17:22 に長野到着。
 この日は以前に家族旅行で利用した事があるメルパルク長野に宿泊したが、エレベーターが当時のままだったのが懐かしかった。


   旅行記(2日目)

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