1日目 9月5日(火)
 玉川学園前-新宿-錦糸町-千葉-銚子-外川-犬吠(散策)-銚子-千葉-大網-蘇我-木更津-上総亀山-久留里-木更津-千葉(泊)





   (1日目の行程。 GPSロガーを使って、ログデータから実際に移動した場所を表示。 青色が実際に移動した軌跡。)


 今回も玉川学園前発 4:58 の小田急始発の準急電車に乗り新宿着が 5:38 で5分の連絡でJR総武線の各停電車に乗り換え錦糸町で
 快速電車へ乗り換え、更に千葉で8分の連絡で、成田経由の銚子行きの電車に乗り換える。
 千葉から銚子へ行く方法として、成田経由と成東(なるとう)経由の2通りがあるが、東京-銚子間の特急電車は全て成東経由なので
 おそらくこちらの方がメインなのであろう。

 成田からは我孫子までの成田線が走っているが、今回の計画ではこれを盛り込む事が難しかったので割愛した。
 成田を過ぎると、伊能忠敬ゆかりの地の佐原、香取神宮の最寄り駅の香取を通り、香取からは鹿島神宮方面への鹿島線が繋がっているが、
 千葉県を跨ぎ茨城県に入ってしまうので、今回のキップの範囲外となる。 銚子には 8:53 に到着。

 銚子駅ではJR線のホームの延長上に銚子電鉄のホームがあり、むかし京王電鉄で使っていた電車が乗客を待っていた。
 銚子電鉄は、銚子-外川(とかわ)間の6.4kmを約20分かけて走る短い路線であるが、何回か廃線の危機を乗り越えて来た。
 ぬれ煎餅を社員の手で売って、老朽化した線路や踏切の改善や車両の法定検査の費用を稼ぎ、何とか廃線を免れた、という話はテレビなど
 で紹介された有名な話であるが、このほかにも「駅名愛称のネーミングライツ」という駅名愛称の命名権を販売し収入を得る努力を
 している。 ちなみに、新駅名愛称例としては、犬吠 → One Two Smile OTS 犬吠埼温泉、西海鹿島 → 三ツ星お米マイスター根本商店、
 笠上黒生(かさがみくろはえ) → 髪毛黒生、仲ノ町 → パールショップともえ、となっている。
 銚子発 9:17 の電車は途中の笠上黒生までは乗務員が乗車していたが、そこから先はワンマン運転となった。 2両編成の電車で乗客は
 20人程度であろうか。 観光客らしき人はほとんど犬吠駅で下車したが、私は終着の外川(とかわ)駅の古い駅舎をみる事にした。
 外川駅の駅舎は 1923 年の開業当時の面影を残す木造駅舎で、駅構内には古い車両が1両ありイベントの準備らしき事をしていた。
 近くに「外川ミニ郷土資料館」があるが、残念ながら営業時間前だったので見る事はできなかった。



     (犬吠駅周辺散策。 GPSロガーのログデータで実際に移動した場所の軌跡を表示)


 外川からの折り返し電車に乗り、1駅先の犬吠で下車する。この駅は 2013 年にリフォームされ綺麗になっていた。駅の売店では
 ぬれ煎餅の販売だけではなく制作の実演もやっていた。ぬれ煎餅には、「赤の濃い口味」、「青のうす口味」、「緑の甘口味」、の3種類
 があるが私は一番最初に銚子電鉄が売り出した「赤の濃い口味」を一袋購入した。
 犬吠駅から、「地球の丸く見える丘展望館」へと向かう。ガイドブックでは犬吠駅から徒歩15分の距離となっているが、行きは登りなので
 結構きつかった。途中、満願寺という大きなお寺の横を通る道があり、歩くにつれて少しずつ標高が高くなるので、犬吠駅周辺が見渡せる
 ようになり、楽しい散策路であった。
 「地球の丸く見える丘展望館」は、銚子で最も高い場所にあり海抜が90mの展望台で、その名の通り地球が丸いという事を実感できる
 360度のパノラマ展望台である。あいにくこの日は曇りであったが、それでも展望台からの眺望を楽しむ事ができた。

 展望を楽しんだ後は再び犬吠駅まで今来た道を引き返し、次は犬吠埼灯台へと向かう。犬吠埼灯台は1874年(明治7年)英国人リチャード・
 ヘンリー・ブラントンの設計により造られた、れんが造りの西洋型第一等灯台で、日本で24番目に点灯されたものである。99段の
 らせん階段を昇った眺望はとても雄大であった。 敷地内に資料館もあり、大型レンズや各種の説明パネルもあり、興味深かった。



                  
銚子電鉄製 ぬれ煎餅


 犬吠駅に戻り、11:08 発の銚子行き電車に乗る。銚子駅では、銚子電鉄に乗車する団体客でホームはあふれていた。団体ツアーで銚子電鉄に
 乗るコースがあったのにはビックリすると共に、銚子電鉄がいろいろな人たちに支えられていると強く実感した。
 銚子からはJR総武本線で成東(なるとう)経由で千葉へと向かい、千葉から外房線の大網までを往復した。というのは明日の計画次第で
 千葉-大網間が乗車できない可能性があるためである。 大網からの復路は途中の蘇我で下車し、蘇我から内房線で木更津へと向かう。

 木更津から、15:48 発の上総亀山(かずさかめやま)行きの久留里(くるり)線の気動車に乗り換えたが、この気動車が結構新しく綺麗
 なのにはビックリした。 この時間帯は高校生の通学客が多かった。 終点の上総亀山には 16:54 の到着。この駅から亀山ダムまでは
 徒歩圏内であるが折り返し列車の発車時刻に間に合いそうもなかったので断念した。
 上総亀山着 16:54 の折り返し列車は久留里止まりで、久留里で別な列車に乗り換えて木更津に到着する頃にはあたりはすっかり暗くなって
 いた。
 木更津から内房線で千葉方面へ向かったが、千葉駅の1つ手前の本千葉駅で下車し、今夜の宿泊ホテルのホテルルートイン千葉に徒歩で
 行く事ができた。


   
1日目の写真


   
旅行記2日目


  
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