2日目 9月6日(水)
千葉-大原-上総中野-五井-木更津-館山-安房鴨川-大網-成東-大網-蘇我-東京-新宿-玉川学園前
(2日目の行程。 GPSロガーを使って、ログデータから実際に移動した場所を表示。 青色が実際に移動した軌跡。)
この日は1日中小雨模様との天気予報だったので、「乗り鉄」に徹する事とした。 また当初予定していた、成田-我孫子間の成田線に
乗車する代わりに、未乗車区間である京葉線の蘇我-海浜幕張の方を乗車するように変更した。
平日の千葉駅の朝8時頃は非常に混雑していたが、8:17 発の外房線安房鴨川行きの電車は通勤通学の逆方向になるようで着席する事が
できた。 途中の大網までは昨日も乗車したが、その先の茂原、上総一ノ宮などを通り、大原に 9:20 に到着した。
JR線のホームからいすみ鉄道の黄色い列車の姿が見えたが、いすみ鉄道への乗り換え口がわかりにくく少しあせったが何とか 9:24 発
の上総中野行きの列車に間に合った。
いすみ鉄道は旧JR木原線を第三セクターとして引き継いだ路線で、銚子電鉄と同様赤字経営が続き廃線の危機を迎えたが、ムーミンを
あしらった列車の運行、訓練費700万円を自己負担することを条件に列車運転免許を取得できるという運転士採用プランを作るなど、
ユニークな施策を行い経営努力をした結果、2010年に鉄道の当面の存続が決定した、という経緯がある。
存続が決定した後も、「いすみ鉄道友の会」で駅ホームへ花植えしたり、イベント列車を走らせたり、といろいろと努力のあとが見える。
いすみ鉄道本社もあり、沿線で最も大きいと思われる大多喜駅にはイベント列車も停車していた。
大多喜駅を過ぎたところで、大多喜城を遠くに見る事ができ、大多喜駅から20分ほどで終点の上総中野駅に到着した。
上総中野駅は2つの鉄道会社との接続駅にもかかわらず無人駅となっている。
ここで13分の接続で、五井行きの小湊鐵道の折り返し列車に乗り換える。 いすみ鉄道の列車には、整理券発行機や両替機などワンマン
列車に必須の車内設備が充実しているのに比べ、今回乗車した小湊鐵道の列車内は、そのような設備が一切無く、代わりに車掌が乗車して
いた。 車掌は、列車に乗客が乗り込むたびにキップの検札と精算を行っていたが、混雑時はどのように対応するのだろうか。
上総中野の隣の駅が養老渓谷で、五井からの列車は養老渓谷止まりのものも多く、休日を中心に運行されているイベント列車「里山トロッコ号」
も養老渓谷止まりである。小湊鐵道は、鉄道事業のほかに路線バス・観光バス事業も展開しており、鉄道事業よりバス事業の方が高い収益を
上げているという私鉄としては少し変わった会社ようである。 五井までの所要時間は約1時間10分で、五井駅に 11:38 に到着。
五井から木更津行きの内房線の電車に乗り、木更津で館山行きの電車に乗り換える。木更津-館山は1時間20分ほどの行程であるが、
途中の浜金谷駅で上り列車待ち合わせで少し時間があったので、駅前の写真を撮る事ができた。
館山には 13:36 着で、次の安房鴨川行きの電車まで30分弱の時間があったので、おにぎりを買って軽く昼食を済ませた。
館山から約40分で安房鴨川に到着し、9分の接続で外房線の千葉行き電車に乗り換える。 安房鴨川から勝浦を通り約40分で今朝
いすみ鉄道の乗り換えるために下車した大原駅に着いたがそのまま乗り過ごし、今回の旅行で何回も乗り降りした大網駅で下車し、
大網-成東間の東金線を往復する。
再び大網に戻り、千葉方面の外房線の電車に乗り換え、更に蘇我で京葉線の電車への乗り継ぐ。
京葉線は、幕張メッセの最寄り駅の海浜幕張、東京ディズニーランドの最寄り駅の舞浜を通ったが、舞浜駅で東京ディズニーランド帰り
の乗客がたくさん乗車してきた。
京葉線の東京駅ホームから駅構内を10分程度歩き、中央線の電車で新宿まで向かい、新宿からは小田急線に乗り換え、自宅には
21時頃の到着となった。
2日目の写真
サンキューちばフリー乗車券による旅行記TOPにもどる