5日目 4月7日(金)縁結びパーフェクトチケット & 青春18キップ
米子-出雲市-出雲大社正門(古代出雲歴史博物館散策)-出雲市-松江-美保関ターミナル-美保関(散策)-宇井渡船場-境港(散策)-米子(泊)
(5日目の行程。 GPSロガーを使って、ログデータから実際に移動した場所を表示。
青色が実際に移動した軌跡。)
当初の計画では、この日は午前中に美保関に行く予定であったが、天気予報では午後3時頃までは
雨天との事だったので、予定を変更して、午前中は古代出雲歴史博物館へ行く事にした。
米子 7:27 発の各停列車で、出雲市には 8:53 の到着。出雲市駅からは 9:00 発の路線バスに乗り、
出雲大社正門には 9:27 の到着。古代出雲歴史博物館はここから徒歩5分ほどの距離と近い。
出雲地方は昔から『神話のふるさと』と言われていたが、神話を裏付けるものはなかったが、1984年と
1996年に銅剣や銅鐸、銅矛などが大量に発掘され、さらに2000年には出雲大社の境内から巨大な三本の柱
が発見され、出雲王朝の存在も少しずつ明らかになってきている。この博物館は主に出雲大社を中心とした
古代出雲についての展示を行っており、常設展示のほかに神話展示室や総合展示室に分かれている。
常設展示は、荒神谷遺跡より出土した銅剣358本・銅矛16本、銅鐸6個(以上国宝)、加茂岩倉遺跡より出土
した国宝の銅鐸39個、平安時代の出雲大社本殿を再現したという10分の1の模型などがある。総合展示室には、
石見銀山なども含めた島根県全体の歴史についての展示がある。この日の企画展は出雲神楽であった。
発掘された青銅器は圧巻であった。博物館内ではミニシアターがあり、約20分の出雲神話の映画が上映されて
いた。博物館にはお土産店やカフェもあった。
古代出雲歴史博物館の写真
博物館 10:52 発の路線バスに乗車し、出雲市駅へと向かう。 出雲市に 11:26 に到着し、同駅 11:37 発の
各停列車で松江へと引き返す。 松江 12:15 到着。
松江駅から 12:45 発の美保関ターミナル行きの路線バスに乗車し、終点で美保関行きのコミュニティバス
に乗り換える。この頃には雨もかなり小降りになって来て、美保湾からの眺めも良くなってきた。
(美保が関周辺の散策。 GPSロガーのログデータで実際に移動した場所の軌跡を表示)
コミュニティバスは終点の1つて前の「美保神社入口」で下車した。近くの美保関文化交流館で観光パンフ
レットと情報を入手したところ、幸いな事に、この日は美保神社のお祭りがある事と、電動アシスト付きの
自転車を借用(料金500円)して約2.3km先の美保関灯台へ行く事ができる事がわかったので、最初は美保神社
のお祭りを少し見学してから、美保関灯台へと自転車で向かった。行きは多少の上り坂であったが、電動
アシスト付きだったので、楽々サイクリングができた。
美保神社の写真
美保関灯台は明治31年(1898年)11月8日に初点灯された山陰最古の灯台で、灯台の高さは14m、水面からの
高さは83mとなっており、晴天時には美保湾を隔てて大山や遠く隠岐の島を望むことができ、景観の眺望は
良い事で有名である。ここは灯台に隣接した「灯台ビュッフェ」というカフェで日本海を眺めながら休息
できるとの事であったが、この日は美保神社のお祭りのためかお休みであった。
美保関灯台と美保神社周辺の写真
自転車で美保神社付近まで戻ると、ちょうどお祭りは最高潮であった。美保神社の御祭神は三穂津姫命
(みほつひめのみこと)と「えびす様」の別名で知られる事代主神(ことしろぬしのかみ)で、どちらの
神様も音楽にゆかりが深く、境内で奉納コンサートも開催されるとの事である。
また美保神社の周辺には「青石畳通り」という名の小路もありなかなか趣があった。
(境港の散策。 GPSロガーのログデータで実際に移動した場所の軌跡を表示)
美保神社入口 16:11 発のコミュニティバスに乗車し、途中の宇井渡船場で境港方面行きのコミュニティ
バスに乗り換えて境港駅に 16:36 に到着。境港は 2017年3月 に散策したが、今回も米子行き列車を1本
乗り過ごし、境港駅周辺の水木しげるロードを散策する。今回は境港市出身の漫画家水木しげるのための
水木しげる記念館(現在改築中)まで往復した。17時頃閉店のお店が多いためか、ほとんどの店が閉店準備
をしていたが、妖怪神社は前回から変わっていないように思えた。
境港の写真
境港 17:30 発の各停列車に乗車し、米子には 18:20 の到着。
この日はホテルルートイン米子に連泊だったので、軽装で散策できたのが大変良かった。
旅行記(6日目)
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