4日目(4月18日)
福井-金沢-羽咋(宇宙科学博物館見学)-金沢-福井-武生(市内散策)-鯖江-福井-越前たけふ(道の駅など)-福井-東京
(4日目の行程。 GPSロガーを使って、ログデータから実際に移動した場所を表示。
青色が実際に移動した軌跡。 ただし、金沢→東京間は省略。)
この日は特に計画を立てておらず、天候の状況によって行き先を決める予定であったが、雨天では
なかったので、石川県羽咋(はくい)市の宇宙科学博物館、武生市内散策、新幹線の新駅であり
道の駅を併設している越前たけふ駅に行くことにした。
最初の目的地である羽咋市の宇宙科学博物館(コスモアイル羽咋)へ行くため、福井 8:24 発の
つるぎ2号に乗車する。金沢には 8:48 到着し、8:58 発の在来線特急の「能登かがり火1号」に
乗り換える。石川県の能登半島は今年(2024年)元旦に大きな地震に見舞われ、鉄道もしばらくの
間は不通だったが今では全線開通している。この特急列車も乗車率は 50% ほどであった。
羽咋には 9:31 の到着。 羽咋駅からは少し道に迷いながら何とか15分ほどで、宇宙科学博物館に
到着する事ができた。
(羽咋市内散策。 GPSロガーのログデータから実際に移動した場所の軌跡を表示。)
宇宙科学博物館(コスモアイル羽咋)の建物内は、宇宙科学展示室だけではなく、羽咋市立図書館や
ユーフォニーホールという900人収容可能な多目的大ホールなどが併設されている。
今回は時間の関係から宇宙科学展示室だけを見学した。宇宙科学展示室では、アメリカ合衆国や
旧ソビエト連邦が開発した宇宙船をはじめとする、様々な宇宙機材を間近で見ることができる。
アポロ計画による月面着陸で活躍した様々な宇宙船も展示されているが、ここの展示物の最大の
特長は“本物”が展示されている、との事。どうやって海外製の本物の宇宙機材を収集したのか
気になるところであるが、米国のスミソニアン博物館による協力があるらしい。
この展示物を見て、人類の宇宙開発史を振り返ることができたような気がする。
もう1つ興味を持ったのはUFOに関する展示であった。 UFOのまち羽咋市という事でUFOを
町おこしに活用した町だったので、UFOに関する展示内容も関心があったが、こちらの方は情報が
古くやや期待外れだった。現在米国ではUFO(Unidentified Flying Object)ではなく、UPA
(Unidentified Anomalous Phenomena)という言い方に変更し、国防の視点からUFO/UPAの
解明に力を入れているが、このような新しい情報は反映されていなかった。
羽咋市内の写真
再び羽咋駅に引き返し、羽咋 10:59 発の「特急 能登かがり火4号」に乗車。
金沢には 11:33 に到着。急いで昼食を済ませ、金沢 12:05 発の「つるぎ21号」で福井まで
戻り、福井 13:09 発の第三セクターであるハピらいんふくいの各停電車に乗車し武生には
13:30 の到着。
(武生駅周辺の散策。 GPSロガーのログデータから実際に移動した場所の軌跡を表示。)
まず最初に行ったのは「ちひろの生まれた家 記念館」である。ここは日本を代表する絵本画家で
ある、いわさきちひろが生まれた家で、現在は記念館として一般公開している。
絵本ライブラリーやビデオコーナーを備えた別館もあり、ちひろの絵本や関連書籍などをゆっくり
見る事ができる。記念館から少し歩いて、和洋家具の製造販売業者や建具商が十数軒集まっている
約200mの「タンス町通り」と呼ばれているところを通り、さらに進むと寺町通りがあり、奈良時代に
越前国の国府が置かれ、その時建立された国分寺がある。その近くに、木造2階建、寄棟造で桟瓦葺
の旧武生郵便局がある。このほか武生にはいろいろと古い建物があり、とても楽しい散策であった。
武生 14:44 発の列車で1つ福井よりの鯖江で下車する。眼鏡のまちで有名な鯖江は、かつては特急
列車も停車していたので、観光案内所があると思っていたが、案内所がなく観光スポットの情報も
ないので、鯖江 15:17 発の列車で福井へ戻る事とした。駅構内のベンチが眼鏡の形をしていたのが
印象に残った。福井には 15:32 の到着。
福井 15:40 発の「つるぎ29号」で越前たけふ駅に向かい、同駅には 15:49 の到着。
ここには「道の駅えちぜんたけふ」が併設されている。一通りお土産店を見た後カフェがあったので
コーヒーを飲み時間を潰した。この駅は大きな駐車場を利用して新幹線に乗ってもらう施策のよう
であるが、駐車場の車の台数に比べて新幹線の利用者が少ない気がした。
武生駅周辺の写真
越前たけふ 16:51 発の「つるぎ30号」で再び福井に戻り、福井 17:01 の到着。
駅構内でお土産やお弁当を購入し、福井 18:54 発の「かがやき516号」で東京に戻るわけだが、
お土産店で購入した夕食用の「越前かにめし」が駅構内の自動販売機でも販売していたのには
ビックリした。東京には 21:56 の到着で、その日のうちに自宅に帰る事ができた。
大人の休日倶楽部北陸フリーパスによる北陸(福井、五箇山世界遺産など)旅行記 TOPにもどる