5日目 6月30日(金)
 札幌(散策&お土産購入)-新函館北斗-東京-新宿-玉川学園前




  (5日目の行程。 GPSロガーを使って、ログデータから実際に移動した場所を表示。 
    青色が実際に移動した軌跡。 ただし、札幌-東京間は省略)


 この日は、午前中に札幌市内散策をして、午後の特急列車で帰路に向かうという
 コースである。

 昨夜と異なり、この日はすっかり雨が上がっていた。ゆっくりと朝食を済ませ、
 札幌駅行きのホテルの無料シャトルバスに乗車し、駅のコインロッカーに荷物を
 預け身軽になったところで、札幌駅から3つ目の中島公園まで地下鉄で移動した。
 中島公園は、私が小学校2年まで公園の近くに住んでいた事と、公園入口に今は
 空き家になっているが親戚の家があり、昔遊びに行った事があるところでもある。
 この公園は札幌市の中心部にありながら自然豊かなところで、公園内には豊平館
 (ほうへいかん)という国指定重要文化財や日本庭園のほか、札幌コンサート
 ホール、札幌市中島体育センターなどもある。 豊平館は9時開園なので、それ
 までは中島公園内をゆっくりと散策する。日本庭園に入る事ができ、庭園の一角に
 八窓庵(はっそうあん)という国指定重要文化財の茶室もあり、外から眺める事が
 できた。
 豊平館は、明治政府が唯一建てたホテルであり、開拓使建築の貴重な建物で、明治
 から大正初期にホテルとして建てられた建物は、後に公民館、結婚式場として利用
 されてきた。西洋に向けた文化や情報の窓口として、実は東京の鹿鳴館にも先駆け
 て開館ところである。豊平館の館内では、シャンデリアの吊元にある漆喰を用いた
 天井中心飾など建築物としての見どころを満喫し、豊平館の歴史にまつわる映像も
 少しばかり楽しんだ。

   札幌市内(中島公園、テレビ塔、時計台等)の写真

 中島公園から、札幌駅まではゆっくり歩いて戻る事にした。昔住んでいた南8西4
 付近は大きな駐車場がたくさんあり、住宅地とはほど遠く昔の面影は全く無かった。
 午前10時台のすすきのは夜の歓楽街とは全く違った姿を見せており、北海道旅行で
 何回か行った事があるラーメン屋「すみれ」も営業時間前の状態であった。
 大通公園に着き、今回は札幌テレビ塔の展望台に行くことにした。子どもの頃に
 登ったはずだが記憶が全く残っていない。入場料金は1000円と少し高価だったが、
 地域クーポンで支払う事ができた。思ったより人が多く、外国人観光客もたくさん
 いた。展望台から大通公園の眺めはガイドブックに載っている写真そのもの、と
 いった感じであった。次に近くの札幌時計台の中に入る事にした。あまりにも有名
 な札幌時計台であるが、私は中に入った記憶がなかった。内部の1階は北海道の
 文化財についての説明や北海道に関する書籍等の資料が置かれている。 
 2階の時計台ホールは明治32年(1899年)農学校卒業生に初めて博士号が授与され
 祝賀会が行われた時の講堂の様子を再現しているところである。ここは非常に
 雰囲気の良いホールとなっており、札幌時計台は外部だけではなく2階のホールを
 見るとその良さを再認識できるのではないかと思う。

 最後に、いつものように丸井今井デパートの地下1階で長万部駅名物の「かにめし」
 を購入し、その後札幌駅の売店で残った地域クーポン券を利用してお土産などを
 購入し、札幌 13:27 発の「特急北斗14号」に乗車して帰路に向かう。
 新函館北斗には 16:59 に到着であるが、同駅 17:26 発の「はやぶさ44号」に
 乗り換える。この列車は停車駅が少ないため、新函館北斗-東京間の所要時間が
 4時間を切り、東京には 21:23 の到着となる。
 このため、23時半頃には自宅に到着する事ができた。


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