5日目 9月9日(金)
札幌(臨時特急ニセコ号利用)-函館(五稜郭公園散策とお土産購入)-新函館北斗-東京-新宿-玉川学園前
(5日目の行程。 GPSロガーを使って、ログデータから実際に移動した場所を表示。
青色が実際に移動した軌跡。 ただし、新函館北斗-東京間は省略)
この日は、宿泊地の札幌を出発し、自宅(東京)に帰る「移動日」で
あるが、札幌-函館間は小樽経由の「臨時特急ニセコ」を利用する事が
今回の旅行の1つの目的であった。札幌から函館までのルートとして
途中の長万部まで小樽経由の「山線」と呼ばれているものと、東室蘭
経由の「海線」の2つがある。私が札幌在住の頃は、「山線」にも
特急列車が走っていたが、現在の特急列車は全て「海線」となって
いる。しかも「山線」の小樽-長万部間は、2030年度の北海道新幹線
札幌延伸により廃線となる事が決定している。「山線」は2013年9月
に各停列車で乗車した事があるが、今回毎年秋季の数日間だけ運行
する「臨時特急ニセコ号」の指定券が幸いにも確保する事ができた。
札幌-函館間(特急ニセコ号)の写真
札幌 7:56 発の「ニセコ号」は5両編成で2号車と3号車が自由席
となっているが、自由席の乗車口は長蛇の列になっていた。
札幌を出発し、小樽の次の余市では6分の停車時間があったので、
多くの人が列車を降りてホームで写真を撮っていたが、列車の先頭部
では、ぬいぐるみ化した人が乗客と一緒に写真を楽しむ姿もあった。
次の停車駅の北海道新幹線の駅になる倶知安では停車時間が短く
ホームに降りられなかったが新幹線設置の準備のためか、在来線の
ホームはかなり縮小されていた。また、倶知安から次のニセコ駅
までは地元の人が特産品の車内販売をしており、結構盛況であった。
車内放送でも観光地の紹介をしてくれる「ニセコ号」は速度重視の
特急列車ではなく、完全に観光列車といっても良いと思われる。
ニセコの後は、昆布、黒松内と停車して 長万部に 11:27 に到着。
私は知らなかったが、「ニセコ号」では前日まで長万部の名物駅弁
の「かにめし」を予約して当日受け取る事ができるサービスを提供
していたようである。しかし長万部での停車時間は16分あったので
駅から徒歩3分ほどの「かにめし本舗 かなや」へ行き購入したが、
私の他にも多くの人が駅の改札口を出て買いに来ていた。
ちなみに、「ニセコ号」による札幌-長万部間は3時間31分かかった
が、「海線」の「特急 北斗号」での所要時間はは2時間20分ほど
となっている。 「ニセコ号」は長万部を出発し、森と新函館北斗
に停車して、函館には 13:24 の到着。この列車は折り返し、13:52
発の札幌行きになるが、発車時刻の30分前にもかかわらず、自由席
乗車口は長蛇の列になっていた。
函館市内の写真
函館では、家族から依頼を受けて、菓子メーカーの「六花亭」の
お土産を購入する事になっていたが、「六花亭」直営の購入店が
五稜郭公園付近に2店あるため、函館駅から路面電車に乗車する。
時間があったのでお土産購入前に、五稜郭タワーに上る事にした。
五稜郭タワーは函館市の特別史跡五稜郭に隣接する高さ107mの
展望塔で、民間の観光施設である。展望台からは五稜郭の美しい
星形と函館市街や函館山を見ることができ、この日は天気が良か
ったので本州の下北半島や津軽半島も見る事ができた。
展望台内部では、五稜郭の歴史に関する展示物や土方歳三のブロ
ンズ像もある。今回は2回目の訪問であるが時間に余裕があった
ので、展示物をじっくりと見る事ができた。
(函館市内散策。 GPSロガーのログデータで実際に移動した場所の軌跡を表示)
次に「六花亭」のお土産を購入したが、市電停の今井丸井デパート
の地下に「六花亭」のブースがあったので、家族からの購入希望
品はそこで全て購入する事ができた。「六花亭」以外のお土産は
函館駅にあるJR北海道キヨスクである「四季彩館」が品物が豊富
なのでそこで購入し、函館 16:55 発の快速はこだてライナーで
新函館へと向かい、新函館北斗に 17:11 の到着。
新函館北斗 17:26 発の「はやぶさ44号」に乗り換え、東京には
21:23 に到着できた。
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