3日目 9月7日(水)
 レンタカーで稚内-旭川間をドライブ。 その後列車で札幌へ移動。 札幌(泊)



 (3日目の行程。 GPSロガーを使って、ログデータから実際に移動した場所を表示。 
  青色が実際に移動した軌跡。)



 日本最北端の地である宗谷岬は約9年前にも行ったが、せっかくはるばる稚内まで
 来たので今回も行く事にした。稚内市内から約30分で 8:15 頃に宗谷岬に到着。
 朝早いにもかかわらず、既に30人ほどが来ていた。この日は晴天であったが、
 とても風が強く帽子が飛ばされそうであった。以前はここから国道238号線で
 浜頓別方面に向かったが、今回は日本最北端の地のモニュメントがある宗谷岬から
 少し高台を登ったところにある宗谷岬公園に行き、ここから宗谷丘陵を通るルート
 を選択した。ガイドブックには「白い道」という稚内の名産のホタテの貝殻を
 砕いて敷き詰めてできた約 3km の道が記載されていたので、行って見ようとした
 が、途中で標識を見失ってしまい残念ながら行く事はできなかった。



   日本最北端の駅(稚内駅)の入場券と日本最北端の地(宗谷岬)到達証明書


 宗谷丘陵の交通量が少ない道々をしばらく走行し、猿払村付近で国道238号線
 と合流してしばらくすると「道の駅さるふつ公園」に到着した。ここのレストラン
 はホタテ料理が有名との事であるが、まだ朝9時半頃なのでオープンしておらず
 売店も人は少なかった。風車型の風雪の塔も立派で、猿払村はずいぶんんとこの
 道の駅に投資しているように感じた。

   宗谷岬・ベニヤ原生花園の写真

 次の目的地であるベニヤ原生花園へと向かう。ベニヤ原生花園は北オホーツク
 道立自然公園の中心地にあり、100種以上の花々が咲き乱れる自然公園で、花の
 見ごろは5月中旬から9月中旬となっている。ベニヤ原生花園には原生花園を
 一望できる展望塔と、「はな・はなハウス」という案内所がある。案内所で
 入手したパンフレットを確認し、約40分の「短い遊歩道」を散策する事とした。
 片道10分ほどでオホーツク海の沿岸に着き、そこから引き返して「ハマナス橋」
 とか「プリンセス通り」という名前の付いたところを散策したが、9月に入った
 ためか花はほとんど咲いていなかった。ここは6月~7月頃に来るべきところの
 ように感じた。



  (浜頓別周辺の散策。 GPSロガーのログデータで実際に移動した場所の軌跡を表示)


 ベニヤ原生花園から浜頓別の市街地までは車で5分くらいで、「浜頓別町交流館
 道の駅 北オホーツクはまとんべつ」は 2019年5月にできたばかりの立派な
 建物であった。更にここから車で5分くらいのところにあるクッチャロ湖は
 白鳥が飛来する事で有名な湖である。しかしきれいなオホーツク海を見て来た
 ためか、この日のクッチャロ湖の湖水はあまりきれいに見えなかった。



  (豊富・幌延・音威子府周辺散策。 GPSロガーのログデータで実際に移動した場所の軌跡を表示)


 クッチャロ湖を 11:30 頃出発し旭川への向かうのだが、多少遠回りになるが、
 豊富駅、幌延駅、音威子府駅の3つのJR宗谷本線の駅に立ち寄る事にした。
 これらの駅はいずれも特急停車駅であるが、鉄道旅ではなかなか下車する
 機会がないためである。クッチャロ湖-豊富駅は道々84号線で約1時間の
 走行で、豊富駅の手前に小さな豊富温泉郷がある。豊富駅はサロベツ湿原の
 玄関口「サロベツ湿原センター」への最寄り駅となっている。
 駅前には古い客車風の車両があったが、これは乗客を乗せるものではなく
 救援車と呼ばれるもので、事故発生時の復旧に機材を現場に届けるための
 倉庫の様な車両である。次の幌延駅へは無料区間の自動車専用道路を通った
 ため所要時間は約20分ほどであった。幌延駅は2日目にも言及した旧国鉄
 羽幌線の終着駅であったため昔は交通の要所であったが、現在は特急列車
 も停車するローカル線の駅の様相であった。幌延駅から音威子府駅までは
 最初は道々256号線で宗谷本線に沿ったルートとなるが、途中から国道
 40号線に合流する事になる。国道40号線はトラック等の大型車両も多く
 走るがそれでも比較的交通量が少ないので所要時間は約1時間で、14時頃
 には音威子府駅に到着できた。 音威子府駅の外観は9年前とほぼ同じで
 あったが、名物の「音威子府そば」は2021年店主が亡くなったため閉店と
 なっていた。音威子府駅はかつて旧国鉄天北線の接続駅であったため、
 駅構内には「天北線資料館」があるが、展示内容は9年前とあまり変わって
 いないように思えた。
 近くの「道の駅おといねっぷ」で昼食を取ろうと思ったが食堂は既に
 営業を終了したため、近くのコンビニでおにぎりを購入したが、私が小さい
 時によく食べたカステラが売っていたので思わず買ってしまった。

   浜頓別-旭川間の写真

 音威子府を 14:30 頃に出発し、あとはひたすら旭川を目指す。名寄付近で
 無料区間の自動車専用道路があったので効率良く移動できた。
 途中、「道の駅 絵本の里 けんぶち」に立ち寄った。 剣淵町は各種の
 子育て支援を行っており若い人の移住者が多い、と確かテレビで紹介して
 いたと記憶していたが、道の駅の職員に確認しても事実がはっきりしな
 かった。 道の駅けんぶちを出発し、道央自動車道の和寒ICから旭川北
 IC間の有料区間を利用し、トヨタレンタカー旭川駅前店には17時半頃に
 到着できた。
 旭川 18:00 発の「特急ライラック40号」で札幌へと向かう。今夜の宿泊
 ホテルである「天然温泉 大志の湯 スーパーホテル札幌・北5条通」は
 札幌駅から徒歩約20分と意外に遠かった。


   旅行記(4日目)


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