5日目(6月28日)
千歳 - 新千歳空港 (レンタカーにて、支笏湖、倶多楽湖、昭和新山、有珠山を散策) 洞爺 - 新函館北斗 - 東京 - 新宿 - 町田
この日は、千歳空港で駅レンタカーを借り、支笏洞爺国立公園の主要観光スポットを見て、洞爺駅でレンタカーを乗り捨て、洞爺駅から東京の自宅
に帰る、というコースである。 (2019年6月末までは千歳空港-洞爺駅間の駅レンタカーの乗り捨て料金は無料であったが、2019年7月からは有料に
なったようなのでラッキーであった。)
千歳 7:49 発の快速電車で新千歳空港駅に向かい 7:56 の到着。
駅レンタカーは 8:00 から営業する事になっているが、なかなか係の人が来ず、しかもレンタカーの事務所が新千歳空港駅からシャトルバスを利用
する距離にあるため、実際にレンタカーで出発できたのは 8:30 過ぎになってしまった。
(支笏湖周辺散策。 GPSロガーのログデータで実際に移動した場所の軌跡を表示)
最初の目的地は、千歳市街地から車で40分程のところにある支笏湖である。 有料駐車場に車を停め、支笏湖ビジターセンターで情報を収集する。
ビジターセンターの建物には支笏湖周辺を産地とする自然素材が使われていて、中のの展示物は今もなお活動を続ける樽前山等の火山の様子や、
支笏湖周辺に生息する生き物の生態、湖の中の世界などが魅力的に紹介されていた。 次に支笏湖周辺を散策したが、今にも雨が降り出しそうな
天候だったので、支笏湖の絶景は楽しむ事はできなかった。
支笏湖の北側に「オコタンペ湖」という神秘的な湖があるので行ってみたが、予想どおり霧がかかって湖を見る事はできなかった。
支笏湖の西湖岸を通って美笛方面に行く道は今は通行止めになっているので、再び支笏湖畔に戻り支笏湖の南側を通る国道276号線で美笛方面に
戻る、という遠回りを余儀なくされた。
支笏湖、倶多楽湖の写真
次の目的地である倶多楽湖(くったらこ)へ行くための最適なルートが思いつかなかったので、カーナビに確認したところ、道道86号線を通り
白老ICから道央自動車道を通り、登別東ICで降りるルートが選択されたので、これに従う事にした。 登別温泉街の手前を右折すると
倶多楽湖まではほぼ1本道であるが、道幅が狭いところもあったので緊張しながらの運転となった。
(倶多楽湖周辺散策。 GPSロガーのログデータで実際に移動した場所の軌跡を表示)
倶多楽湖は、「日本一丸い湖」とも言われる。また、支笏洞爺国立公園の特別区域内にあるため、周囲はさまざまな植物、原生林に囲まれて、神秘的な
イメージの湖で、流出、流入河川がないため、水質が非常によく国内でもトップクラスの透明度を誇っている。倶多楽湖は観光地化されておらず、
湖岸に1軒あるレストハウスも休業状態という状態であったが、それでも当日は3~4組の観光客がこの神秘的な湖を見に来ていた。
同じ道を引き返し、再び道央自動車道の登別ICから高速道路に入り、次の目的地である昭和新山と有珠山を目指すが、途中の有珠山SAに立ち寄って
昼食をとった。 道央自動車道の伊達ICを降り25分ほどで昭和新山の駐車場に着くことができた。
(昭和新山、有珠山散策。 GPSロガーのログデータで実際に移動した場所の軌跡を表示)
昭和新山は、昭和18年の噴火活動で麦畑が隆起してできた山で、60年以上を経た今でも活発に活動している。昭和新山山麓には三松正夫記念館があり、
昭和新山の誕生を見守り続けた当時の郵便局長である三松正夫さんが観測し詳細な記録を残した資料が展示されているが、天気が回復したので
記念館は割愛し、有珠山ロープウェイで有珠山山頂を目指す事とした。
有珠山は洞爺湖の南に位置する標高737mの活火山で、20世紀の100年間で4度も噴火した世界的に見ても活発な活火山で、最近でも1977年~1978年、および
2000年に噴火している。 今は噴火が落ち着いているようで、この日は平日にもかかわらず多くの外国人を含む観光客が有珠山ロープウェイを利用する
ため臨時便も運行するなど盛況であった。 ロープウェイで山頂は「洞爺湖展望台」になっていて洞爺湖の絶景が楽しめる。そこから有珠山外輪遊歩道が
整備されていて、多くの人はロープウェイ山頂駅から徒歩7分ほどの「有珠山火口原展望台」まで散策を楽しんでいる。「有珠山火口原展望台」からは
1977年に噴火した噴火口と内浦湾(噴火湾)の絶景も楽しむ事ができる。
昭和新山、有珠山の写真
昭和新山から洞爺駅までは10km程度と近く、途中でガソリンを満タンにして洞爺駅にレンタカーを返却した。
洞爺からは、16:37 発の「スーパー北斗16号」で新函館北斗まで行き、ここで北海道新幹線「はやぶさ42号」に乗り換えて、東京には 23:04 の到着。
新宿まで行き、小田急線に乗り換えて自宅に着いたのは、翌日の 0:30 頃となった。
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