5日目(6月30日)
 東室蘭 - 登別(マリンパークニクス散策)- 函館(函館散策)- 新函館北斗 - 東京 - 新宿 - 町田

 この日は最初に登別マリンパークニクスへ行く事にした。 東室蘭発 8:25 の特急列車に乗車すると登別には 8:36 に到着。
 早速コインロッカーに荷物を預けたが、ここは観光地価格なのか、500円のコインロッカーしかなかった。
 マリンパークニクスの入園時間は 9:00 からなので、正門で待っていると、外国人観光客の団体が押し寄せてきた。
 ここは昔子どもたちが小さかった時に一度行った事があり、その時アンデルセンの像とアンデルセン館が印象に残っていた。
 しかし今は像は残っていたがアンデルセン館は「団体レストラン アンゼルセン」となっていた。
 マリンパークニクスは内部の水族館よりも、デンマークの「イーエスコー城」をモデルにした「ニクス城」を外から眺めている
 方が楽しかった。実際に城の内部の水族館は、北海道最大級のクラゲ水槽などがあるが本州の水族館に比べて展示内容は少し
 見劣りするように思う。 また、いろいろなアトラクションがあり、今回は、イルカショー、アシカショー、ペンギンパレード
 などを見る事ができた。 この日は観光客の半分くらいは外国人であったので、美瑛、富良野に続き登別でも外国人は観光産業
 に貢献しているようである。

   登別マリンパークニクスの写真

 登別発 11:56 のスーパー北斗10号で函館へと向かう。 行き(6月26日)と同時に事前注文した長万部名物の「かにめし」が
 いつまで経っても届かないので確認したところ、先方の手違いが発覚し、結局昼食を取ることはできなかった。この事前予約は
 WEBで所定フォームで予約するのではなく、電話での予約だったので、どうも先方が乗車列車名を聞き違えたようである。
 乗車中に先方(JR北海道客室用務員センター)からお詫びの電話があったので、WEB予約にすべき、と申し伝えた。
 気を取り直して手持ちのお菓子を食べ何とか空腹をしのぎ函館には 14:25 に到着。

   登別-函館間の写真




  (函館市散策。 GPSロガーのログデータで実際に移動した場所の軌跡を表示)


 函館市電の1日乗車券は600円と、3回乗車すれば元がとれる価格だったので、15時近い時刻だったが購入した。
 最初に市電の末広町で下車し、「旧イギリス領事館」へと向かう。ここは函館が国際貿易港として開港した1859年から75年間、
 イギリス領事館だったところで、1992年の市制施行70周年を記念して一般公開された。 室内は領事執務室、家族居室などが
 あり当時のものを再現しているが、この時期は庭のバラが綺麗であった。
 次に「旧函館区公会堂」をめざし元町公園の中を歩いていると「旧北海道庁函館支庁庁舎」があるが今は函館市元町観光案内所
 として活用されている。ここからすぐのところに「旧函館区公会堂」がある。ここは 1910年に建てられた洋館で国の重要文化財
 となっており、貴賓室や130坪の大広間など当時の華やかな雰囲気がそのまま残っている。またここは高台に建っているので
 ここから函館港を見下ろすことができる。

 「旧函館区公会堂」から市電の十字街へ向かうが、途中に4年前に見た「ハリスト正教会」や「カトリック元町教会」があった。
 次に市電十字街から谷地頭行きの路面電車に乗り、森昌子の歌にもあった立待岬へと向かう。 立待岬は谷地頭から徒歩で15分
 くらいのところにあるが行きは上り坂なので少しきつい。 立待岬の手前にはたくさんの墓がありその中に石川啄木一族の墓も
 ある。 立待岬は市街地から近いが海に突き出る形で海抜約30mの断崖がそそり立っているのでなかなか迫力がある。
 またここは湯の川温泉街へと通じる海岸線や津軽海峡を一望できる絶景の場所で、この日も良い眺望を楽しめた。

   函館市内の写真

 再び市電谷地頭電停に戻り路面電車でJR函館駅前まで行く。今回も「ゆうみん」という食堂で函館塩ラーメンを食べ、
 コインロッカーに預けた荷物を引き取り北海道新幹線に乗るため新函館北斗駅へと向かう。ちなみにコインロッカーは400円で
 あり、もう300円のコインロッカーは無くなったのだろうか。 良くコインロッカーを利用する鉄道1人旅には残念な話である。
 少し時間があったので新函館北斗駅の改札口を出て駅の案内所などを見たが、この駅は函館市ではなく北斗市に存在している
 ためか、函館市よりも北斗市の宣伝をしているような感じであった。
 新函館北斗発 18:36 の東京行き「はやぶさ38号」に乗車し、東京には定刻の 23:04 に到着したが、その後の中央線が遅れて
 いて、東京-新宿間はラッシュアワー時間帯並の混雑度であった。 何とか新宿までたどり着き小田急線に乗り換えて自宅に
 着いたら日が変わっていた。


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