4日目(11月12日)
 郡山 - いわき - 水戸 -(下菅谷)- 上菅谷 - 常陸太田 - 上菅谷 - 郡山 - 東京 - 町田



 (4日目の行程。 GPSロガーを使って、ログデータから実際に移動した場所を表示。 
   赤色が実際に移動した軌跡。 なお、郡山-東京間は省略)


 この日も、磐越東線(郡山-いわき)と水郡線(水戸-郡山)に乗車する、「乗り鉄」の旅であった。

 ホテルの朝食を急いで済ませ、郡山発 8:00 の磐越東線の各停列車へ乗り込む。通学時間帯のためか、高校生らしき乗客が多かった。
 郡山から4つ目の船引駅までは車掌が乗車していたが、そこから先はワンマン運転となる。郡山-いわき間は以前に家族旅行で車で
 来たことがあり、リカちゃんキャッスルやあぶくま洞を観光したことがあるが、鉄道利用は今回が初めてである。
 あぶくま洞の最寄り駅の神俣(かんまた)駅の次がリカちゃんキャッスルの最寄り駅の小野新町(おのにいまち)駅で、この駅の
 先はかなり山間の路線となってきて、夏井川に沿った路線となる。いわきの手前に夏井川渓谷という景勝地があるが、最寄り駅の
 江田駅には案内図があった。 郡山から1時間半以上乗車し、9:38 にいわき駅に到着。

  郡山-水戸間の写真

 いわき市は、昔、スパリゾートハワイアンズやいわき市石炭・化石館などへ家族旅行で行った事があるので、現在と当時との違いを
 知りたく駅前の観光案内所でパンフレットを入手しようと待っていたが、オープン時刻の10時になっても窓口が開かず、入手は
 断念した。 この日は平日だったので、観光客が少ないと思いサボったとしか思えず、残念であった。

 気を取り直して、いわき駅始発の 10:17 発の特急「ひたち10号」に乗り水戸へと向かう。何故か常磐線の特急は全て全車座席指定
 で自由席はない。 面白かったのは、列車の座席の上に、赤色(空席)、黄色(指定券販売済み区間に近づいている)、緑色(指定席
 販売済みの区間)の表示があり、指定席券が無い人は赤色の座席に座り車内精算をすれば良いしくみになっている。
 自由席だと指定席より約500円ほど安くなるので、JR東日本の増収対策なのだろうか。
 いわき駅を出発し太平洋をみることができるスポットがあった。日立駅からは、日立製作所とその関連会社のビジネス客が多く
 乗り込んで社内は混雑してきた。 水戸には 11:26 に到着。

 水戸駅構内で昼食をとり、12:15 発の水郡線の各停列車へ乗り込む。 上菅谷駅で常陸太田行きの列車に乗り換える予定であったが
 下車客が多かったため勘違いして、間違って下菅谷駅で途中下車してしまった。幸いにも水郡線はこの時間帯は1時間に1本あった
 ので、下菅谷駅での待ち時間は1時間で済んだが、昨日の3重苦の影響だろうか。やや注意散漫になっていると反省した。
 1時間遅れで次の列車で上菅谷駅まで行きそこで常陸太田行きの列車に乗り換える。 常陸太田駅の近くには西山荘という水戸光圀公
 ゆかりの名所があるが、路線バスも無く車でしか行くことができないので断念した。

  水戸-郡山間の写真

 折り返し常陸太田から上菅谷まで引き返し、ここで郡山行きの各停に乗り換える。上菅谷から4つ目の日立大宮がこの線の主要駅の1つ
 らしく水戸への買い物客の思われる人が多く下車していた。 常陸大宮を過ぎるとまもなく列車は久慈川に沿って走り、袋田の滝の
 最寄り駅である袋田駅をとおり、同じくこの線の主要駅である常陸大子(ひたちだいご)駅に到着する。
 常陸大子から2つ目の矢祭山(やまつりやま)駅の裏手には「あゆのつり橋」という赤いつり橋がかけられ、久慈川の対岸に渡ることが
 でき、ちょっとした観光名所になっており、当日もこの橋を渡っている人がいた。

 下菅谷駅で間違って途中下車したおかげで、そろそろ日没を迎え、車窓は暗くなってきて、郡山駅に着く頃にはすっかり真っ暗に
 なってしまった。 今日は郡山駅に戻ってくるので当初は荷物を郡山のコインロッカーに預ける予定であったが、昨日の3重苦の
 影響かそれも忘れていた事に気がついた。
 郡山でお土産を買い、19:30 発の東京行き「やまびこ156号」に乗った時は、都会に戻れる安心感か何故かほっとした気分になった。
 東京着が 20:48 で自宅には22時頃に着いた。
 今回は、3日目と4日目はあまり良い印象を持てなかったので次回の反省材料(乗り鉄は2日連続としないこと等々)にしたい。


  大人の休日倶楽部パスによる東北旅行記 TOPにもどる