◆購入した切符の説明
今回、社用で金沢に出張することになったので、翌日の休日に能登半島
の先端まで行くことにした。また、最近になって宮脇俊三さんの鉄道紀行
の本を読んだ影響もあって、まだ乗った経験がない鉄道路線にも乗りたく
なった。 首都圏と金沢を結ぶ路線で、特に乗ってみたい路線として、
(1)越後湯沢から直江津までの時間短縮に貢献した、第3セクタの北越
急行
(2)糸魚川から信濃大町までの大糸線
の2つを選択し、それを実現できる切符を検討した。
昔は、ワイド周遊券(その昔は均一周遊券といっていた)という便利なもの
があったが、現在は発売中止となっており、代わりに出てきたのが、
@往復割引キップ
Aフリーゾーン指定の周遊きっぷ
の2つである。
金沢に行く場合、@だと、東京都区内からなんと22400円で、新幹線を
含む特急指定席または寝台特急「北陸」のB寝台ソロまで使え、7日間
有効と割安であったが、途中下車が出来ないこと、前述の大糸線をルート
に選択できないこと、という制約があったので、こちらは断念した。
Aの周遊きっぷは、いわば昔あったワイド周遊券を、フリーゾーンを狭く
限定し、フリーゾーンへの往路/復路が自由に選択でき、しかも往路/
復路のJR運賃が20%引き、しかもフリーエリア内では、特急の自由席に
乗車可能、という代物だ。このフリーエリアはJRがあらかじめ指定しており、
時刻表の「トクトクきっぷ」を見てみると全国で約40ほどある。
金沢なので、「加賀・能登ゾーン」を考えたが、「富山・高岡ゾーン」でも
金沢や和倉温泉が何とフリーゾーンに含まれている事に気が付いた。
つまり、首都圏から富山までの切符で金沢まで行けることになる。しかも
周遊券と一緒に駅レンタカーの切符を購入するとこちらも割引となる。
結局、今回購入したキップ(つまり交通費)は、以下のようになった。
富山・高岡ゾーンキップ 4200円
東京都区内→富山(越後湯沢、ほくほく線経由)運賃 5570円
富山→東京都区内(大糸線、中央線経由)運賃 5460円
新幹線特急券 指定席(大宮→越後湯沢) 3030円
特急券 指定席 (越後湯沢→富山)
新幹線乗り継ぎ割引 1640円
特急券 自由席 (富山→糸魚川) 1150円
特急券 自由席 (松本→八王子) 2100円
駅レンタカー和倉温泉 1日使用 5250円
(+ガソリン代 1800円)
合計 30200円
いかに自分の目的にあったキップを安く入手するか、という事も頭の体操
と共に旅行プランを考える楽しみでもある。
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